ドメーヌの歴史はまだ浅く、1996年に現当主ジル・ロバン氏によって設立されました。しかしその起源は彼の曽祖父がこの土地に初めて畑をつくった1920年まで遡ります。その当時はブドウではなく、より換金性の高かった桃やアプリコット、チェリーなどを栽培し、協同組合に販売していました。
ジルの祖父アルベリック・ブーヴェ氏は、畑に対する愛情をジルに伝えました。ジルは祖父から受け継いだワイン造りへの情熱を胸に、モンペリエでワイン醸造について学びます。サヴォワで醸造コンサルタントとして3年間の経験を積んだのち、父親からの打診がありドメーヌに戻ることになりました。その時にドメーヌは協同組合を脱退し、ジルは自身のワイナリーを立ち上げました。当初は4.5ヘクタールの畑を所有していましたが、少しずつ拡大し、現在は18ヘクタールを所有しています。
設立当初から有機農法を実践し、2012年にエコセール認証を取得しています。有機農法の道をたどったのは、祖父から教えられた、土壌とブドウの樹に敬意を払う事(大切にすること)を実践するためですが、彼自身も、有機農法こそが畑の力をより強く発揮し、ワインの品質を向上させると考えています。
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