モトックスが提案する、ワインのあるライフスタイル「もっと!ワイン」

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シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト

Chateau Grand Puy Lacosteシャトー・グラン・ピュイ・ラコスト

改革者、フランソワ=グザヴィエ・ボリー氏により見事に進化を遂げた5級シャトー

オーナー:フランソワ=グザヴィエ・ボリー氏

20世紀最初までは長く同じ一族がシャトーを運営してきた

グラン・ピュイ・ラコストの歴史は16世紀にさかのぼります。記録に残っている最初のオーナーはボルドー議会の議員であったマダム・ド・ギロー(M. de Guiraud)です。そこから代々、一族でシャトーを引き継いでいきます。当時、シャトーの名前は地名(Grand-Puy グラン・ピュイ)+オーナーの名前であった為、時々により名前を変えていきますが、最終的にシャトーの名前は、19世紀に入り一族の後継者であるマリー・ジャンヌ・ド・サン・ギロン(Marie-Jeanne de Saint Guirons)氏がフランソワ・ラコスト(Francois Lacoste)氏と結婚した際につけた、シャトー・グラン・ピュイ・ラコストという名前に落ち着きます。『ピュイ(Puy)』が古くは『小さい丘』を意味した様に、畑はなだらかな斜面に位置しています。

 

そして、1844年に彼らの3人の子供のうちの一人、ピエール・フレデリック・ラコスト(Pierre-Frederic Lacoste)氏がシャトーを引き継ぎ、シャトーの運営、品質の向上に力を注いでいきます。その結果、1855年のメドック格付けにて5級に選定されたのです。同じ一族による経営が長く続きましたが、やはり第二次世界大戦後の難しい時期を乗り越えるのが困難となり、ピエール・フレデリック・ラコスト氏の孫の時代、1920年に譲渡、売却となりました。

『ピュイ(Puy)(=小さい丘)』という名の通り、なだらかな丘陵地に広がる畑

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現在のオーナー、フランソワ・グザヴィエ・ボリー氏により大きく改革を行う

1932年に購入したのは、ボルドーの南側に広がるランド地方で広大な松の森林を所有し、ネゴシアンとしても大成していたレイモンド・デュパン(Raymond Dupin)氏。とても強い個性を持ち、ワインをよく知り、食とワインをこよなく愛する人でした。しかし、購入直後の、1931年、1932年、1933年と連続して厳しいヴィンテージが続き、スタッフには給料の代わりに所有のワインや野菜、鶏等を現物支給せざるを得ないような厳しい状況でした。そんな状況も戦後には改善し、1950年代にはシャトーの品質や評価が上がっていきました。

 

デュパン氏には血のつながった子孫がいなかった為、1978年、デュパン氏が83歳の時に、「真のメドック人」「ワイン造りに力を注いでくれる人」として、ジャン・ユージン・ボリー(Jean-Eugene Borie)氏にシャトーを譲渡し、1980年に息をひきとりました。

 

ジャン・ユージン・ボリー氏は一族のシャトーであるシャトー・デュクリュ・ボーカイユ、シャトー・オー・バタイィと共に、情熱をもってシャトーを盛り立てていきました。その後、彼の長男である、フランソワ=グザヴィエ・ボリー(Francois-Xavier Borie)氏に引き継ぎました。彼は妻とシャトーの建物で生活しています(実はシャトーのオーナーは別の所に住むことが多いのです)。また、彼は自身のシャトーだけでなく、ボルドー市場、地元の地域社会に、常に貢献をするよう活動しています。

オーナー:フランソワ=グザヴィエ・ボリー氏

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所有面積

90ha(うち栽培面積は58ha)

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平均単位収量

40~45hl/ha

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平均樹齢

38年

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標高

20m

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『ピュイ(=小さい丘)』の名の通り、なだらかな丘陵地に位置するシャトー

シャトーはポイヤックの中央よりやや南、ジロンド河から2km程内陸の所に位置し、畑はシャトーの建物を挟むように西と東に広がっています。土壌は水はけの良い砂利質と沖積石。シャトーの砂利質の層は深く、水脈を求め根は深く張っていきます。

 

『ピュイ(Puy)』という名前が古くは『小さい丘』を意味した様に、畑はなだらかな斜面に位置しており、面積も位置も1855年当時から変っていません。シャトーの敷地は90haで、栽培面積は58ha。1978年にボリー家が購入して以来、根気強く植え替えを行い、現在の平均樹齢は理想的な38年となりました。

 

栽培ブドウはカベルネ・ソーヴィニヨンが75%、メルローが20%、カベルネ・フランが5%。土壌としてはカベルネ・ソーヴィニヨンが一番適しています。オーガニックに移行している訳ではありませんが、化学肥料はこの20年間不使用、除草剤も10年不使用です。2006年に2台の選果台を導入した事も、品質の向上に貢献しています。

 

発酵は28℃で8~10日間行われ、続いてマロラクティック発酵が10日間程、ブレンドは12月頃に行います。熟成は上質なフランス、アリエ産の樽を使用し、新樽を2/3使用します。3~4ヵ月に一度澱引きを行いながら、16~18ヵ月熟成を行います。

厳選された樽で静かにワインは寝かされる

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シャトーのラインナップ

ファーストのシャトー・グラン・ピュイ・ラコストに加え、セカンドワインに、ラコスト・ボリー(Lacoste Borie)を造っています。

 

ファーストは平均的に、カベルネ・ソーヴィニヨン70~80%、メルロー30~20%、カベルネ・フラン5%程度のブレンド、セカンドはカベルネ・ソーヴィニヨンの比率が60%、メルロー30%、カベルネ・フラン10%前後が平均です。

伝統を感じるクラシックなデザインのラベル

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