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今年のノヴェッロ解禁日はいつ?輸入元が教える2020年の現地情報

現地からの情報をお届け!

こんにちは!ワインの輸入元でイタリアワインの仕入に携わっている田中です。2020年も『ノヴェッロ』の作柄を現地から取り寄せてご報告します!ブドウが育ってワインとなり日本に届くまでの状況を、数回に分けてお伝えしますのでよろしくお願いします。

 

 

ヴィーノ・ノヴェッロとは?

その年に収穫されたブドウを使い、イタリアで各地で造られる個性豊かな新酒ワインのことです!ヴィーノ(vino)は『ワイン』、ノヴェッロ(novello)は『新しい』。フランスではボージョレ産が有名な「ヌーヴォ」と呼ばれるのと同じカテゴリーになります。熟成させずに飲むワインの新酒は、果実味が豊かでとても新鮮な味わい、飲みやすい口当たり。日本にも航空便で輸入されるので、秋の解禁と同時に楽しむことができます。

2020年の解禁日

ノヴェッロの解禁日は毎年10月30日です。毎年この日が解禁と決められています。今年は金曜日で、翌日はハロウィンですのでパーティでノヴェッロを楽しむのもいいかもしれません!新酒ワインで最も有名な、フランスの『ボージョレ・ヌーヴォ』が解禁されるのは11月19日(木)ですので、ノヴェッロなら一足先に秋の味覚を体験できますね。

 

『解禁カウントダウン時はご注意を!』

フランス産ヌーヴォの解禁は午前零時。しかし、ノヴェッロの解禁は零時1分なんです! なぜでしょうか? 生産者がワインのラベルに『novello』の記載をするためには、イタリアのワイン協会(UIV)に申請を出す必要があるのですが、この申請期限が『10月30日になるまで』と定められているからです。申請期限と解禁が重なってしまわないように、申請00分まで、解禁は01分となっているそうです。 「解禁パーティー」でカウントダウンをする場合は注意してくださいね。日付が変わった瞬間が乾杯の合図ではありません。正確な解禁は、 10月30日 0:01  です。お間違いないように。

 

 

『2012年に解禁日が変更に』

ノヴェッロの解禁日が現在のように10月30日となったのは2012年からです。それまでの解禁日は11月6日でした。変更のきっかけになったのはその時施行された新DOP、IGPというワイン法。イタリアの担当行政局(いわゆる農林水産省のようなところ)がそれまでのノヴェッロの取り決めと、新しいワイン法を一律にして単純化させました。この新法律が2012年8月13日に発効されたのでした。その年のイタリアでは、解禁が一週間前倒しになったのに気づかなかったワイン生産者が続出。空輸の予約便の都合も手伝って日本への輸入が解禁後にずれ込む、なんていうこともありました。変更に気づかないなんて、いかにもイタリアらしいのんびりしたエピソードですね。

 

モトックスが扱っているのはこの2本!

グレヴェペーザ

イタリア中部トスカーナ州のワイナリー。州特産のサンジョヴェーゼ種100%で造られます。

コンティ・ゼッカ

プーリア州のワイナリー。南イタリアの地品種ネグロアマーロ種、プリミティーヴォ種をブレンドして造られます。

 

『ノヴェッロ、現地での楽しまれ方』

こちらは新酒祭り『NOVELLO IN FESTA』の模様です。この祭りは南イタリアのプーリア州、サレント地方にあるレヴェラーノ村で最も大事なお祭りで、毎年盛大に開催されています。2018年は期間中約30,000人を集客。人々はノヴェッロを飲み、スローフードを食べて、音楽を聴きながら秋の夜長を楽しみました。レヴェラーノ村でノヴェッロを造るワイナリーは4社あり、それぞれが新酒を協賛。1グラス、なんと1ユーロだそうです!新酒に一番合い、好んで食されるのは「焼き栗」。現地の方はノヴェッロを飲みながら、焼き栗を食べると「いよいよ、秋の到来だな〜」と感じるそうです。肉やソーセージの炭火焼も人気でパンに挟んで食べますが、こんなカジュアルな食べ物にもノヴェッロは良く合います。クッキングショーでは、人気シェフが、マッシュルームとソーセージのパスタを振舞っていました。村人の多くがブドウ栽培やワインの生産に携わっている地区です。祭りで無事収穫を終えることが出来たことに安堵し、喜びを分かち合っていました。

 

 

 

現地から届いている最新情報

いよいよ収穫!ブドウの出来栄えは?/ 9月中旬時点

グレヴェペーザ(トスカーナ州)

8月後半は前半と同じように雨は降らず、時には40度くらいまで上がるような気温の高い日が続きました。その後、9月に入り、ちょうどよいタイミングで適量の降雨があり、ブドウの樹のリフレッシュとなりました。

ノヴェッロで使用するサンジョヴェーゼの収穫は、気温の高い区画から始まり、大部分は9月の3週目となる予定です。予報では9月中旬からは安定した天気が続き、最低17度、最高30度あたりの平均的な気温になるようです。

良好な天候が続いたことで、ブドウの実はポリフェノール値、残糖においても素晴らしいレベルでの熟成となりました。

サンジョヴェーゼ
サンジョヴェーゼの収穫

コンティ・ゼッカ(プーリア州)

コンティ・ゼッカのノヴェッロ2020用のブドウは無事収穫が終わりました!

収穫中も素晴らしい天候に恵まれ、大変良好な収穫年となりました。
コンティ・ゼッカでは毎年収穫を地元の熟練した作業員が手摘みと機械の両方を使い分けています。手摘み収穫は日中の暑さを避けるために朝6時から11時頃まで。機械収穫は熟練した作業員が早朝3時からライトを点灯しながら行います。

ノヴェッロにはプリミティーヴォとネグロアマーロを使用しますが、プリミティーヴォは黒ブドウの中でも最も早く完熟するので収穫は9月1日から3日にかけて行われました。一方のネグロアマーロは9月10日に収穫が始まり14日に終了しました。

収穫されたブドウは健全で見事に完熟しており、今年のノヴェッロも素晴らしいクオリティになると確信できます。

ネグロアマーロの収穫

ネグロアマーロの収穫

収穫風景

生産者からコメント動画が届きました。ご覧ください!

 

 

夏本番、順調に色づいてきました/ 8月末時点

グレヴェペーザ(トスカーナ州)

8月は全体的に気温の高い日が続きましたが、例年の平均気温を上回ることはほとんどありませんでした。また、雨の日も数日ありましたが、ほどよい雨量のお陰で土壌の乾燥を防ぐことができました。

ノヴェッロに使われるサンジョヴェーゼのブドウも、いわゆる「色づき」と言われる、果実が緑色から黒紫色に染まっていく成長の過程が終わりに近づきました。ブドウは健康でとても良い状態に成長しています。

全体として2020年ヴィンテージは収穫量としては平均よりやや多く、ブドウの質としては例年より高い状態です。イタリアでも残暑がきびしいものの、秋口にかけて昼と夜の気温差がある日が訪れると、驚くような品質の素晴らしいヴィンテージとなるでしょう。

コンティ・ゼッカ(プーリア州)

6月中短い降雨はあったものの、それ以降雨はなく、全て順調に進んでいます。7、8月はこの土地特有の穏やかな陽光に溢れた美しい夏の日が続いています。気温はほぼ例年通りで、日中は32~33度まで上がり、夜には20度まで下がります。予報によると、この天候は8月末まで続くとのことです。

コンティ・ゼッカのあるプーリア州は降雨量が少なく夏場は非常に乾燥しているため、必要があると判断した時のみ灌漑として夜間にドリップイリゲーションを行っています。
また、ブドウの果実を強い日差しから守るために、あえてブドウの葉を残しています。(写真に見られるブドウ果実についている白い粉はプルームと言われます。このプルームが自然発生することで水分の蒸発を防いでいます)

好天のお陰でブドウは順調に完熟へのプロセスを経ており、大変健康な状態です。収穫量はここ5年の平均と比べるとやや減少しそうですが、品質としては素晴らしいものとなるでしょう。

黒ブドウの中でも最も早く完熟するプリミティーヴォの収穫は8月末~9月第1週から開始する予定です。ネグロアマーロは例年通り9月2週~3週目にかけて行います。

コロナ禍で人間世界は苦しい状況にありますが、ブドウの生育栽培は今年も順調に進んでいます。サレント地方の特徴は照り付ける夏の太陽とアフリカ大陸から吹く乾燥した風により天候が安定していることで、今年も素晴らしい収穫ができると信じています。

ネグロアマーロ 

ネグロアマーロ

ネグロアマーロ畑

ネグロアマーロ畑

プリミティーヴォ

プリミティーヴォ

プリミティーヴォ

プリミティーヴォ

 

2020年第一段!まずは冬から今時期までお伝えします/ 7月末時点

グレヴェペーザ(トスカーナ州)

今年は、やや温暖な冬の幕開けとなりました。初春に少量の降雨があり気温が下がりましたが、その後天候は安定し、開花、結実は上手くいきました。

5、6月は適度な降雨があったため地下の水量は最適で根にも十分な水分が行き届きました。6月頃から気温が上がり始め、7月中旬は雨が少なく、適切な夏の気温(日中最高気温32度、夜間最低気温12度)でとても安定した天候となりました。ブドウの実は十分に成長し、衛生的にもとても健全な状態で色づきも徐々に始まっています。

7月末から8月にかけて、雨とそれに伴った気温の低下が予想されているため、注意して準備を進めています。2020年は全体的に初春に気温が低い時期があったので、収量が少し減るかもしれませんが品質的には素晴らしいものが期待できそうです!

サンジョヴェーゼ」

サンジョヴェーゼ

畑

コンティ・ゼッカ(プーリア州)

2019-2020年にかけての冬は温暖な気候でそれほど降雨量も多くありませんでした。その後の春も穏やかで、4月になると太陽の光も強まり気温も高くなりましたが、平均的な気温の推移となりました。この時期の昼間は24℃まで上がり、夜は10℃まで下がります。4月末にはまとまった降雨があり、ブドウ樹の順調な成長に大変役立ちました。

7月現在までブドウは健全に育っており、果実は少しずつ大きくなっています。8月に入ると色づき(ヴェレゾン)の段階に入り、青黒い果皮へとなっていきます。

7月末現在の気温は昼間31-32℃、夜間は17-18℃です。ありがたいことに来週以降も良好な天気が続きそうです!

ネグロアマーロの写真の果皮に見られる白い粉はプルームと言われる自然の物質で、ブドウを病気から守り、雨や強い太陽光から守る働きがあります。また、果実の鮮度を保つ働きもあります。

プリミティーヴォ

プリミティーヴォ

ネグロアマーロ

ネグロアマーロ

 

コロナウイルスの影響は!?生産者から届きました。

グレヴェペーザ

グレヴェペーザ

グレヴェペーザではコロナ感染拡大の影響を受けることなく、無事に畑仕事に従事できています。
畑は密が避けられるということもあり、トスカーナ州政府からもブドウやオリーブ畑での作業許可が出ています。グレヴェペーザは共同組合で小さな栽培農家ばかりなので、生産者がそれぞれ畑で作業を行い、畝ごとに、1人が担当するなどソーシャルディスタンスを保って作業を行っています。

コンティ・ゼッカ

コンティゼッカ

ワイナリーのあるプーリア州、レッチェ県レベラーノ地区では新型コロナ感染者は1人も出ておらず、ワイナリースタッフ全員元気に仕事をしています!
もちろん、感染を防ぐためにブドウ畑やワイナリー内においてもイタリア政府が定める厳格なルールに従って作業仕事を進めています。畑作業ではスタッフが密集しないようお互い気を付けながら作業をしており、ワイナリーのオフィスではテレワークを活用しています!

 

【過去】2019年版のノヴェッロ情報

毎年同じ時期にイタリアから情報収集しているので、前年との状況比較につかえます。フード情報も!

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