モトックスが提案する、ワインのあるライフスタイル「もっと!ワイン」

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今年のノヴェッロ解禁日はいつ?輸入元が教える2019年の現地情報

現地からの情報をお届け!

こんにちは!ワインの輸入元でイタリアワインの仕入に携わっている田中です。2019年も『ノヴェッロ』の作柄を現地から取り寄せてご報告します!ブドウが育ってワインになって日本に届くまでの間、何度かに分けてお伝えしていきますのでよろしくお願いします。

 

 

ヴィーノ・ノヴェッロとは?

その年に収穫されたブドウを使い、イタリアで各地で造られる個性豊かな新酒ワインのことです!ヴィーノ(vino)は『ワイン』、ノヴェッロ(novello)は『新しい』。フランスではボージョレ産が有名な「ヌーヴォ」と呼ばれるのと同じカテゴリーになります。熟成させずに飲むワインの新酒は、果実味が豊かでとても新鮮な味わい、飲みやすい口当たり。日本にも航空便で輸入されるので、秋の解禁と同時に楽しむことができます。

※トスカーナのグレヴェペーザには、12月頃に到着する船便もございます。

2019年の解禁日

ノヴェッロの解禁日は毎年10月30日です。毎年この日が解禁と決められています。今年は水曜日で、翌日はハロウィンですのでパーティでノヴェッロを楽しむのもいいかもしれません!新酒ワインで最も有名な、フランスの『ボージョレ・ヌーヴォ』が解禁されるのは11月21日(木)ですので、ノヴェッロなら一足先に秋の味覚を体験できますね。

 

『解禁カウントダウン時はご注意を!』

フランス産ヌーヴォの解禁は午前零時。しかし、ノヴェッロの解禁は零時1分なんです! なぜでしょうか? 生産者がワインのラベルに『novello』の記載をするためには、イタリアのワイン協会(UIV)に申請を出す必要があるのですが、この申請期限が『10月30日になるまで』と定められているからです。申請期限と解禁が重なってしまわないように、申請00分まで、解禁は01分となっているそうです。 「解禁パーティー」でカウントダウンをする場合は注意してくださいね。日付が変わった瞬間が乾杯の合図ではありません。正確な解禁は、 10月30日 0:01  です。お間違いないように。

 

 

『2012年に解禁日が変更に』

ノヴェッロの解禁日が現在のように10月30日となったのは2012年からです。それまでの解禁日は11月6日でした。変更のきっかけになったのはその時施行された新DOP、IGPというワイン法。イタリアの担当行政局(いわゆる農林水産省のようなところ)がそれまでのノヴェッロの取り決めと、新しいワイン法を一律にして単純化させました。この新法律が2012年8月13日に発効されたのでした。その年のイタリアでは、解禁が一週間前倒しになったのに気づかなかったワイン生産者が続出。空輸の予約便の都合も手伝って日本への輸入が解禁後にずれ込む、なんていうこともありました。変更に気づかないなんて、いかにもイタリアらしいのんびりしたエピソードですね。

 

モトックスが扱っているのはこの2本!

グレヴェペーザ

イタリア中部トスカーナ州のワイナリー。州特産のサンジョヴェーゼ種100%で造られます。

コンティ・ゼッカ

プーリア州のワイナリー。南イタリアの地品種ネグロアマーロ種、プリミティーヴォ種をブレンドして造られます。

 

『ノヴェッロ、現地での楽しまれ方』

こちらは新酒祭り『NOVELLO IN FESTA』の模様です。この祭りは南イタリアのプーリア州、サレント地方にあるレヴェラーノ村で最も大事なお祭りで、毎年盛大に開催されています。昨年(2018)は期間中約30,000人を集客。人々はノヴェッロを飲み、スローフードを食べて、音楽を聴きながら秋の夜長を楽しみました。レヴェラーノ村でノヴェッロを造るワイナリーは4社あり、それぞれが新酒を協賛。1グラス、なんと1ユーロだそうです!新酒に一番合い、好んで食されるのは「焼き栗」。現地の方はノヴェッロを飲みながら、焼き栗を食べると「いよいよ、秋の到来だな〜」と感じるそうです。肉やソーセージの炭火焼も人気でパンに挟んで食べますが、こんなカジュアルな食べ物にもノヴェッロは良く合います。クッキングショーでは、人気シェフが、マッシュルームとソーセージのパスタを振舞っていました。村人の多くがブドウ栽培やワインの生産に携わっている地区です。祭りで無事収穫を終えることが出来たことに安堵し、喜びを分かち合っていました。

 

 

 

現地から届いている最新情報

『陽光の強いなか、ブドウは健康に育っています』/ 8月末時点

ブドウの熟成が進む8月、どんな成長具合かというと・・・。

グレヴェペーザ(トスカーナ州)

グレヴェペーザ

8月は例年通りの気候となり、ブドウは健康に育っています。例年と比べて変わっている点といえば、全ての品種で熟成スピードが少し遅めであることくらいです。7月末からグリーンハーベスト(葉の剪定)を行っていますが、今年はサンジョヴェーゼの実が多くなっているため、特にしっかりと行っています。グリーンハーベストを行うことで、房への風通しが良くなり、葉を傘にすることで雨対策になるので、ブドウの質をより高くすることができます。収穫前の大事な一コマです。熟成が終わるまでにはもう少し時間がかかりますが、期待の持てる状態です。

コンティ・ゼッカ(プーリア州)

8月後半現在、プーリア州全域でこの地方特有の乾燥した、陽光の強い南イタリアらしい天気が続いています。今年は雨量が少ないためブドウの生育に1週間程遅れが出ていますが、夜間にドロップイリゲーション(灌漑)を行うため、ブドウは素晴らしい状態で育っています。 黒ブドウで一番初めに収穫されるプリミティーヴォは、例年8月末~9月1週目に収穫を行っていますが、今年は9月1週目の収穫を予定しています。ネグロアマーロは、9月3週目以降の収穫を予定しています。収穫量はここ数年と同量を見込んでいます。

ネグロアマーロ

ネグロアマーロ

ネグロアマーロ畑

ネグロアマーロ畑

プリミティーヴォ

プリミティーヴォ

プリミティーヴォ畑

プリミティーヴォ畑

次回は9月末、収穫の情報をレポートする予定です。
お楽しみに!

 

『ヨーロッパ熱波の影響は?!』 / 7月末時点

グレヴェペーザ(トスカーナ州)

今年の春は例年と比べると降雨量が多く、気温(とくに最低気温)が低くなったため発芽に少し遅れが見られました。6月に入って雨が減り、気温が安定したので大きな問題にはなりませんでした。畑のケアをしっかり行ったことで病害もありませんでした。開花は十分満足できるもので、6月後半もほとんど雨は降らなかったので実はぐんぐんと成長しました。7月前半に高気圧の影響で雨が降らず気温の高い日が続きました。日によっては40度近くなりましたが、ここ数年はこのくらいの気温が珍しくもないので、問題は高温がどれくらいの期間続くかということでした。

 

私たちのエリアでは高温は数日間で、長くても1週間程度で落ち着きました。7月中旬には例年並みに戻り、降雨もありました。7月後半の日中は快適な気温、夜は涼しいと感じるくらいです(午前10時の時点で24度程度)。思い出してみると昨年の7月の方が暑く気温が高いままで雨も少なかったです。今年は5月と先週末の降雨で、土中の水分は十分にあり、畑は熱波に対応しやすい状態になっていると思います。サンジョヴェーゼはそろそろ色づき(ヴェレゾン)が始まりそうな雰囲気。状態は素晴らしく、健全で、この状況をみる限り2019VTは偉大なヴィンテージになる可能性が高いと思います。

サンジョヴェーゼ

コンティ・ゼッカ(プーリア州)

昨年の冬から春先までは平均的な気温が続いて穏やかな気候でしたが、春に数回強い雨が降りました。おかげで南イタリアのここプーリア州では乾燥した土壌に必要な水分を蓄えることができ、6月の厳しい日照りでもブドウは、問題なく育つことができました。7月はサレント半島らしい典型的な初夏となり、ブドウの生育に完璧な天候が続いています。北から吹く風と適度な湿度のおかげでブドウは健全。気温は昼に30-32℃、夜は12-14℃と理想的な推移となっています。今年のヨーロッパは異常な酷暑となっていますが、熱波の影響はヨーロッパの北部~中央イタリアとその他の各地に出ていると思います。コンティ・ゼッカのある地域では幸運なことに、この時期の平均的な天候、気温となっており、ブドウの生育にベストなコンディションで、今後もこの状態は続くとみられています。今年も大変良い年になることを期待しています!!

【過去】2018年版のノヴェッロ情報

毎年同じ時期にイタリアから情報収集しているので、前年との状況比較につかえます。フード情報も!

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