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映画『ニュー・シネマ・パラダイス』と、素朴で実直な味わいの赤ワイン カンティーネ・コローシ「ネロ・ダーヴォラ」

映画『ニュー・シネマ・パラダイス』と、素朴で実直な味わいの赤ワイン カンティーネ・コローシ「ネロ・ダーヴォラ」

みなさまこんにちは。アラサー趣味人こと、ささみです。
お料理とワインを合わせるときに、食材とワインの産地を合わせることがありますが、今回は、それを映画に置き換えてペアリングしてみたいと思います。

シチーリアを舞台にした映画『ニュー・シネマ・パラダイス』(ジュゼッペ・トルナトーレ、1988年)と、同じくシチーリアの「カンティーネ・コローシ」という家族経営のワイナリーが造るネロ・ダーヴォラのご紹介です。

 

1. 必見の名作!『ニュー・シネマ・パラダイス』あらすじ

まだ観たことがなくても、作品名は聞いたことがある!という方も多いのではないでしょうか。
『ニュー・シネマ・パラダイス』は、幼少期に「トト」と呼ばれて育った映画監督が、昔なじみの映画技師、アルフレードの死をきっかけに、幼いころの記憶を回顧していく…という物語です。

時代は第二次世界大戦後。
幼い主人公トトは、壮年の映画技師・アルフレードとの交流を通して、映画をどんどん好きになっていきます。
その後、不意に起こった映画館の火事によってアルフレードは視力を失い、さらにトトの父親が戦死したことが伝えられます。悲しい出来事が続く中で、貧しい家計を助けるために、トトは新しく建てられた映画館「ニュー・シネマ・パラダイス」で子どもながら映写技師の仕事を始めることになりました。

必見の名作!『ニュー・シネマ・パラダイス』

(ニュー・シネマ・パラダイス 好評配信中 © 1989 CristaldiFilm)

物語の中でトトは成長していき、やがて青年を経て大人へと成長します。
大人になって思い出す、淡い初恋や失恋、何かに夢中になったひととき、一つの道を選んだことで訪れる別れ…、トトの青春時代が瑞々しく描き出された名作です。
きっと、ご自身の記憶とも重なり合い、共感に胸を締め付けられる場面を発見できるのではないかと思います。

 

 

2.心に残る、美しいメロディー

劇中曲の”Cinema Paradiso”は、テレビでもよく使われている音楽なので、耳にしたことのある方も多いのではないかと思います。
このゆったりとした優しいメロディーを聞くと、アルフレードの優しさや、トトの幼少期の楽しさを思い出して、思わずじーんとしてしまいます。

劇中曲の”Cinema Paradiso”

(ニュー・シネマ・パラダイス 好評配信中 © 1989 CristaldiFilm)

アルフレードという人は、最初は厳しいところもあるのですが、次第に、年齢を超えてトトにとって大事な友人となってくれます。この映画を観ていると、年の離れた友人がいるというのは素敵なことだなあと、とてもうらやましい気持ちになります。
年齢に関係なく誰とでも仲良くなれるような、どんな人にも尊敬をもって接することができるような、そんな心を持った人に私もなりたいな、と思わせてくれる物語です。

 

 

3.垣間見える映画の歴史

『ニュー・シネマ・パラダイス』の中には、映画ファンとしてひとつ注目すべきポイントがあります。
それは何かといいますと……、劇中で起こる映画館の火事です。
なぜ映画館で火事が起こったのか?といったところが、映画の中ではさらっとしているので、ただ偶然に火が発生したように見えますが、実は映画のフィルムが関係しています。

初期のフィルムは、綿火薬と同じ素材を使用していたため、ちょっとしたことですぐに火がついてしまうようなものでした。
光源としてオイルランプを使用することもあったそうで、映画の上映会ではしばしば火事の被害に遭っていたそうです。
この映画を観ていると、昔は映画を観るのも命がけだったのだな…と、映画を安全に楽しむことができる現代の喜びを改めて感じます。

 

 

4.素朴で実直なネロ・ダーヴォラ

『ニュー・シネマ・パラダイス』に合わせるのは、カンティーネ・コローシの「ネロ・ダーヴォラ」です。
このワインは、映画の舞台と同じシチリア島で造られています。

『ニュー・シネマ・パラダイス』に合わせるのは、カンティーネ・コローシの「ネロ・ダーヴォラ」

造り手のカンティーネ・コローシはシチーリア島の北部、メッシーナという場所に所在しています。メッシーナは、海を渡るとすぐにカラーブリア州がある場所で、昔から交易の盛んな土地でした。
私が2018年にワイナリーを訪問した際に聞いた話では、オーナーのピエロさんと、妻であるカラーブリア出身のリディアさんは、カラーブリアで出会って恋に落ちたそうです。
現在は、息子さんや娘さんと協力しながら、家族全員でワイン造りを行っています。

ピエロ・コローシ氏とリディア・コローシ氏
(ピエロ・コローシ氏とリディア・コローシ氏)

その味わいを、一言で表すなら「素朴で実直」。
昔ながらの優しさのある味わいで、熟したダークチェリーのような柔らかい果実味に、程よい酸味とタンニンがきれいに溶け込んでいます。 どこか懐かしさを感じるようなこのワインは、『ニュー・シネマ・パラダイス』の雰囲気にぴったりです。

コローシは現オーナー、ピエロ・コローシ氏のおじいさまの時代から始まったワイナリーですが、このワインを飲んでいると、そのおじいさまも、映画に出てくるアルフレードのように優しい方だったのではないか……と、つい想像してしまいます。

 

 

5.まとめ

いかがでしたでしょうか? 映画『ニュー・シネマ・パラダイス』と、同郷のワイン、カンティーネ・コローシのネロ・ダーヴォラ、ぜひご一緒にお楽しみいただければ幸いです。
優しく穏やかな気持ちになれるマリアージュを、ぜひ味わってみてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

6.映画・ワイン 商品情報

『ニュー・シネマ・パラダイス』
(ニュー・シネマ・パラダイス 好評配信中 © 1989 CristaldiFilm)

映画
作品名:『ニュー・シネマ・パラダイス』
公開:1989年
時間:124分
製作国:イタリア

 

「カンティーネ・コローシ」


 

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Profile: ささみ

演劇、映画、音楽から美味しい食べ物、インテリア、ポップカルチャーまで様々な分野に興味津々のアラサー趣味人。ワインを楽しむ空間がまるごと好き。

 

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カンティーネ・コローシ

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