オーナー ジート家
イタリアのつま先部分、カラーブリア州はチロ地区に位置するワイナリー。
1870年に創立以来、4代目のヴァレンティーノ・ジート氏を筆頭とする3兄弟で経営しています。4世代にわたる経験に加え、醸造・瓶詰でも近代的な設備で造る彼らのワインは、2004年夏季アテネ・オリンピックで勝者に贈呈されるという栄誉に輝きました。
古代オリンピックの優勝者は今のようなメダルの授与ではなく、このカラーブリア地方で生産されていた「クリミサ」というワインを授与されており、当時の形式にあやかりジートのワインが贈呈されたのです。
このエリアではイタリアに珍しく、唐辛子(日本と比べると辛味がそれほど強くない)を使う食文化があります。
また紫たまねぎやトマト、ナスやブロッコリーなどと、日本でもお馴染みの野菜を食べるので、ワインも日本の食事に合いやすいテイストです。オリーブやオレンジの農作物も盛んで、古代ギリシャ人たちの庭園として「Enotria Tersワイン大地」と賛辞されるほどのエリアでもあったため、今でも農業は盛んに行われています。その後、スペインに支配がかわり、唐辛子の文化が入ってきたのだとか。
周りを海にかこまれ、アペニン山脈の最南端の山々が連なる地形を有するカラーブリア州は、海と山の幸いずれも楽しむ事が出来ます。
DOCワインであるチロは、州を代表する銘醸地区。古代ギリシャ人はその複雑で豊かな土地に魅せられ、ブドウ作りを始めたと言われています。この地区でメインとなるのが「ガリオッポ」という品種。世界で最も古いブドウの1つといわれ、起源はギリシャとされています。
「美しい足」という意味で、ブドウが実った時に綺麗な形状の茎でブドウを支えていることからその名前がつけられました。
取り扱いワイン
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