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フランス
フランス シャンパーニュ

シャンパーニュ グランド・シャルト

SAS des Champagnes Grande Charte

真のプレミアムシャンパーニュを目指す魅惑のメゾン

21世紀設立ながらシャンパーニュの歴史を紡ぐメゾン

グランド・シャルトは21世紀に設立された新しいシャンパーニュハウスです。当初はバール・シュル・オーブに醸造設備を構え、その後モンターニュ・ド・ランスに1114年頃から存在していた歴史あるシャトーの跡地を購入しました。土地・建物を含め50haある敷地の一部ではブドウ栽培を始めており、シャンパーニュ本来の伝統を再建させるプロジェクトを行っています。グランド・シャルトという名前は、1114年に書かれたLa Grande Charteという、この地方最初の地域区分を制定した法的証書を元に名づけました。この証書は、後にシャンパーニュ地方の原産地呼称制定の契機となった歴史的な書物です。羊皮紙に書かれたLa Grande Charteは18世紀に一度行方が分からなくなり、1836年に再び発見されました。その後アートとして扱われたLa Grande Charteは、2016年にフランスに寄付され、数百万ユーロの価値を持つ書物となりました。

メゾンの代表であるフランシス・マチュー氏は経済学とパーマカルチャー(パーマネント:永続性 + アグリカルチャー;農業)の他、ブドウ栽培学、土壌生物学を専門的に学びました。共同経営者にはポムロールの名門シャトー・ラ・コンセイヤントのオーナー、ニコラス家も名を連ねています。

100%オーガニックでブドウ栽培を行い、シャンパーニュのテロワールや歴史を感じさせる本当の意味でプレミアムなシャンパーニュを産み出しているメゾンです。

ラグジュアリーの世界を極めるチャレンジングなオーナー

経済学を学び金融やファイナンスを専門とする企業家だったフランシス。家族が代々ワインを造ってきた家系で農学、ブドウ栽培学、土壌生物学も専門的に学んでおり、さらに奥様のご実家も古くからコニャックを造る一家という背景を持つ人物です。金融ビジネスの世界でラグジュアリーなワインの大切さを感じ、自然とプレミアムなワイン造りに夢を抱くようになりました。フランス語、英語以外に日本語も操る秀才で各国の著名レストランやソムリエ、金融業界の富裕層などにも広いパイプを持ち様々なアイデアを実現させていくエネルギッシュでチャレンジングなオーナーです。

テロワールを表現したシャンパーニュを目指す

世界中に土地の特徴を生かしたワインは多数存在していますが、本当の意味でのテロワールを表現したワインが造りたくてシャンパーニュという土地を選びました。そのため、寒くブドウ栽培が難しいシャンパーニュ地方において非常に実践例が少ないオーガニックでのブドウ栽培を実践する事としました。現在はオーガニック栽培を実践する3者の栽培農家と契約を結び、農家任せではなくメゾンと農家がお互いに意見交換や畑の研究を行い、土壌の微生物的な環境などにも目を向けたブドウ栽培を行う事で土壌の特性を生かしたワイン造りに繋げています。シャンパーニュの土地の特性をワインに反映させることで他の地域とは一線を画す真のラグジュアリーなワインを産み出すことに力を注いでいます。

シャンパーニュの歴史を感じさせる「La Grande Charte」

グランド・シャルトというメゾンの名称は「La Grande Charte」という、この地方最初の地域区分を制定した法的証書を元に名づけました。まさにこの地域が紡いできた歴史を感じさせる名称で、さらには今後もメゾンが長期的・永続的に歴史や自然環境を次世代に繋いでいく責任も表しています。2024年にグランド・シャルトの名を冠した最初のキュヴェ、La Grande Charteをマグナムボトルのみでリリースします。この瞬間を迎えるまでの間、2019年から毎年醸造家が厳選したグランド・シャルトの哲学を反映したキュヴェをリリースしていきます。La Grande Charteがヴェールを脱ぐまではこの厳選されたキュヴェを、GC-5,GC-4…と毎年発売していく予定です。

100%オーガニックでのブドウ栽培を貫く

シャンパーニュの真のテロワールを表現するために、グランド・シャルトではシャンパーニュでは非常に珍しい100%オーガニックでのブドウ栽培を実践しています。また、現在は3名の栽培農家と契約を行っていますが、それぞれのブドウを混ぜて使うのではなく、そのキュヴェはどこの畑のブドウが使われているかを完全に把握する事でしっかりとテロワールの表現ができるオートクチュールなワイン造りを行っています。さらには、持続可能なワイン造り、シャンパーニュの歴史を紡いでいくための環境保全のためにも認証を受けたオーガニックやビオディナミの栽培農家のみをパートナーに選びシャンパーニュ造りを行っています。

畑と醸造の連携でシャンパーニュの最高峰を目指す

シャンパーニュの特にネゴシアン・マニピュランの生産者においては畑に携わる栽培農家と、ワイン造りに携わる醸造家の意思疎通が行われることは珍しいのが現状です。グランド・シャルトではシャンパーニュの土地、テロワールを表現する事で他にはない最高峰のシャンパーニュを生み出すことを目指していますので、栽培農家とその畑を理解した醸造家がタッグを組み情報交換を行うことでその畑に最適な醸造を行う事が出来ています。

 

醸造に際しては全て天然酵母を使用。一般的に補糖されている事が多いシャンパーニュですが、グランド・シャルトでは補糖は一切行わず、ティラージュにおいても蔗糖ではなく濃縮させたブドウのマストのみを使用しています。残糖度はブリュット・ゼロとも言えるほどの1.71g/L。これらすべてはシャンパーニュの土地の特徴、テロワールをワインに反映させるために拘りぬいて行っています。