モトックスが提案する、ワインのあるライフスタイル「もっと!ワイン」

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ヴァジアニ・カンパニー

Vaziani Companyヴァジアニ・カンパニー

120年以上前から使われてきた蜜蝋無加工のクヴェヴリを使う自然派ワイナリー

オーナー:イラクリ・イアシュヴィリ氏

所在地
76b V. Pshavela Ave, 0186, Tbilisi Georgia 地図を見る>
Website
http://vaziani.ge//
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世界無形文化遺産 ジョージア産 「クヴェヴリワイン」が今熱い!

1982年設立のヴァジアニ・カンパニーは、ジョージア固有の伝統的なワイン造りを守り続けるワイナリーです。2012年にはジョージア最古のワイン産地カヘティ地区、テラヴィに近代的な醸造所を構えました。

カヘティ地区は多様な気候と肥沃な土壌が広がり、ブドウに特徴的なアロマと風味を与えることからジョージアで最も栽培面積の大きい重要なワイン産地となっています。

ヴァジアニ・カンパニーは、カヘティ地区において最先端の設備を誇る醸造所で、テロワールを見事に表現したワインを生み出し、国際舞台で高い評価を獲得してきました。

ヴァジアニの代表ブランドは、ジョージアで採掘される土で焼かれた大きな容器「クヴェヴリ」を地中に埋め、自然の力だけを利用して仕込まれる「マカシヴィリ・ワイン・セラー」シリーズです。世界最古のワイン産地(その歴史は8000年以上も前)として知られるコーカサス地方の小国ジョージアは、このクヴェヴリを使用したワイン醸造がユネスコ世界無形文化遺産にも登録されています。

マカシヴィリ・ワイン・セラーは、ヴァジアニ・ワイナリーの施設の中にある醸造所(マラニ)で古い歴史を誇ります。

その歴史は、15世紀後半のカヘティ地区の貴族マカシヴィリ家から始まりました。

そして、19世紀後半のジョージアでは貴族による様々なスタイルのワイン造りが花開きました。中でもクヴェヴリを使用したワイン造りに秀でた技術をみせたのが、ヴァジアニ・カンパニーの創設者の祖先でもある、マカシヴィリ王子です。

マカシヴィリ王子のワインは1888年から醸造され、その伝統と技術が今に伝えられています。

ヴァジアニ・カンパニーが所有する醸造施設は2012年に再建されましたが、以前のワイナリーは20世紀前半、旧ソビエトの共産党が誕生した後に建設されています

そして再建の際、この古いワイナリーの地中から200もの古いクヴェヴリが発見され、損傷の少ない40のクヴェヴリを再生利用することができました。これらクヴェヴリは120年以上も前に作られ、現代の物とは異なり、ヴァジアニが信じる蜜蝋無加工の大変貴重なものです。

マカシヴィリ・ワイン・セラー シリーズは、これら貴重なクヴェヴリを用い、ジョージアの固有品種"ルカツィテリ""サペラヴィ""キシィ""ムツヴァネ""ヒフヴィ"や国際ブドウも使用し醸造を行っています。そして、ジャパン・ワイン・チャレンジ2017年では最優秀ジョージア白ワイン賞「トロフィ」を受賞しました。その他、世界各国のコンペティションでも多くの賞を受賞してきました。 

掘り起こされた古いクヴェヴリ

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センセーションを伴う味わい

ワイナリーの哲学は、ジョージアの類まれなる伝統への深い尊敬に基づき、同時に最先端の技術と科学知識を惜しみなく利用し、結果的に高品質のワインを生み出すことにあります。

「マカシヴィリ・ワイン・セラー」用ブドウは完全に無農薬で栽培され、クヴェヴリの中で天然酵母だけで醗酵させる最もナチュラルなスタイルのワインです。

ワインの色合いは、白ブドウを使用したものが琥珀色をしていることから「アンバー・ワイン」と呼ばれており、最近流行のオレンジワインのルーツとなっています。

ヴァジアニのシンボルである孔雀は、孔雀がゆっくりと羽を広げる様がジョージアワインの風味が口の中に広がる様子に称えられたという言い伝えに由来します。ゆっくりと優しく、しかし恍惚とした悦びとセンセーションを伴う味わいです。

マラニ(クヴェヴリを置く醸造所)内の様子

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クヴェヴリとは?

醗酵と醸し、熟成に使用されるクヴェヴリは、ジョージアの土を使いクヴェヴリ職人が窯で焼き上げた素焼きの壺です。古くは各地方にクヴェヴリを造る窯元がありましたが、時代の変化とともにその数は減り、現在では10社程に減ってしまいました。

全てが手作業で製作される事から時間と熟練の技術、経験が必要な職業です。

窯元では職人がジョージアで採掘された粘土を練り、高さ10cm程の帯状の塊を作り、下から順に積み上げるように重ねては休ませ、乾燥させ、また積み上げる、という地道な作業を数週間かけて行い、大きな卵を逆さにしたような形状の壺を製作します。

季節や湿度にもよりますが、完成した壺が高温で割れないように、1週間近く乾燥させ、数日から1週間かけて大きな窯で900-1200度の高温で焼き上げます。

焼きあがったクヴェヴリは割れないようにゆっくりと冷まされ、内部には蜜蝋をコーティングして密度を上げることでワインの流失を防ぎます。

更に外側には強度を高めるために石灰やセメントが塗られます。

ワインの蔵元によっては蜜蝋を好まない事から、あえて素焼きの物を購入する蔵もあります。

クヴェヴリのサイズは様々で、小さいものから人が中に十分入れる程の大きなものまで一般的に使われます。サイズにすると数百リットルから数トン程で、現在ではその顧客はジョージア国内に留まらず、ヨーロッパ各国、更には日本へも輸出されています。

製作中のクヴェヴリ(左)と出荷前のクヴェヴリ(右)

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クヴェヴリでの醸造

ワインの醸造は非常にシンプルです。

 

1.収穫・選別・破砕

ヴァジアニでは有機栽培されたブドウを早朝手摘みで収穫し、熱からブドウを守るため15キログラムの小さな容器に入れマラニ(醸造所)へ運びます。マラニでは手作業で選別が行われ、ブドウは高性能の除梗機で茎が取り除かれ破砕されます。

 

2.醗酵

白ブドウも黒ブドウも、そのままチャチャ(果皮や種、果梗)と共に地中に埋められたクヴェヴリの中に品種ごとに入れられ、野生酵母の力だけで何も添加せず醗酵が進みます。

この間、温度管理は一切行わず、醗酵は10日から14日かけて行い、マロラクティック醗酵も同時に起こります。この間の温度は15度~25度程になりますが、地中に埋めていることから極端に温度が上がることはありません。

 

3.醗酵中の作業

醗酵中は果房が浮いてくるのを手作業で櫂を用いて沈め、クヴェヴリ内を攪拌させます。この時に優しく作業が行われることで、種が潰されてえぐみまで抽出することなくアルコール醗酵と醸しが行われます。

 

4.熟成

醗酵と醸しの後、クヴェヴリの上部に粘土でできた蓋を置き、完全に密封するため同じく土でできた粘土で周りを固めます。こうすることで酸化を防ぎ、チャチャ(酵母のカス、果皮、果梗、果肉等)が含まれたワインを6カ月間クヴェヴリの中で熟成させます。

 

5.ボトリング

熟成後、クヴェヴリの中でチャチャ(酵母のカス、果皮、果梗、果肉等)は長い時間をかけて自然に沈下していきます。このため、上澄みのクリアなワインだけを取り出すことができます。酸化防止を目的に、ごく微量の二酸化硫黄(約20mg/L)を添加し、非常に軽くフィルターをかけてワインはボトリングされます。

醗酵中のクヴェヴリ(左)、熟成中のクヴェヴリ(右)

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世界最古のワイン産地

ワイン発祥の地として知られるコーカサス地方のワインに注目が集まっています。その中心となるのがジョージア(2015年まで日本ではグルジアと呼ばれていました)です。

コーカサス地方はジョージア、アルメニア、アゼルバイジャンの3国から成り、黒海(西)とカスピ海(東)の間に挟まれたコーカサス山脈と、それを取り囲む地域からなります。ジョージアは黒海に近い南コーカサス地域に位置する小国で、北にロシア、南東にトルコが隣接します。旧ソビエト統治時代も含め8000年以上もの間途切れることなくワイン造りが行われてきた、歴史的にも考古学的にも大変重要なワイン産地です。そして現在も500を超える貴重な固有品種が存在します。

ジョージアでは昔ながらのクヴェヴリを使った伝統的なワイン造りが今も大切に守り受け継がれていますが、ワインの近代化も進みヨーロッパ的なステンレスタンク等が持ち込まれたことで、ワイン造りも大きく変化を遂げました。この結果、今では全生産量の僅か10%程が伝統的なクヴェヴリを使用したワインです。現在のクヴェヴリは地中に埋められていますが、古くは地上にも置かれていたようです。しかし幾つかの大地震により多くが破壊されたことから、強度を高める事を目的にクヴェヴリを地中に埋めるようになりました。地中は温度が低く通年を通して安定しています。この結果、醗酵・醸しにも利点が多かった点も、地中での醸造が現在も続いている大きな理由と言えるでしょう。

そしてこのクヴェヴリでの醸造は、2013年12月ユネスコ世界文化遺産(人類の無形文化遺産部門)に登録されました。

クヴェヴリ仕込みで醸造した白ブドウから生まれる”アンバー・ワイン”(オレンジ・ワイン*)は、近年の回帰的なワイン造りによる”ナチュラル・ワイン”や”オレンジ・ワイン”ブームと相まって、世界的にも脚光を浴びるようになりました。

オレンジ・ワインとは、古典的なワイン醸造方法によって生まれる特殊なワインのスタイルを意味します。

近年のオレンジワインブームの生みの親で火付け役となったのは、クヴェヴリ仕込みのワインに深い感銘を受けたフリウリの造り手(イタリア、オスラヴィア地方)、ヨスコ・グラブネル氏です。ジョージアを訪れたグラブネル氏は同じ手法でワインを造りたいと、ジョージアからクヴェヴリを購入し、イタリアでワインを醸造しました。そして自らのワインをオレンジ・ワインというカテゴリーで世に広めました。

 

*オレンジ・ワイン:白ブドウを赤ワインの醸造法(果皮や種を一緒に漬け込み醗酵し醸す方法)を用いて醸造することで、白ワインでもロゼワインでもない、濃い色調やタンニン成分(渋みや強い口当たり)、独特の風味を持つワインスタイルです。

ジョージアではクヴェヴリ仕込みのオレンジ・ワインをアンバー・ワイン(琥珀色のワイン)と呼んでいます。

地中に埋められた古代のクヴェヴリ

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銘醸地「カヘティ地方」

ジョージアワインの中心地、カヘティ地区(Kakheti)。ジョージアの南東部に位置し、北には大コーカサス山脈とロシアとの国境、更に東にはアゼルバイジャンとの国境があり、カヘティ地区の南東部からアラザニ川が流れ込み、中央部に連なるコンボリ山脈により地域が分かれています。カヘティ地区の恵まれた気候から、この地区はジョージア産ワイン用ブドウの65-70%が収穫される一大ワイン産地でもあります。重要産地は、アラザニ川の両側にあり、アラザニ・ヴァレーとも呼ばれる地区です。カヘティ地区はコーカサス山脈に近く、冷たい吹きおろしの風の恩恵を受けるため、黒海の影響を受けるジョージア南部のワイン産地イメレティ地区と比べると非常に乾燥したワイン産地です。


■気候

気候は安定しており温暖で半亜熱帯気候です。夏は暑く、冬は気温がぐっと下がる地域でもあります。

 

■土壌

褐色森林土、炭化腐植土、炭化した沖積土壌、森林土の堆積物等

 

■重要なマイクロゾーン

ジョージアのProtected Designations of Origin(原産地名称保護)では、特定原産地18のPDOが存在し、それぞれ品種やスタイルに規定があります。

18有るPDOの最も多くがカヘティ地区に位置し、その数は14もあります。

下記はカヘティ地区の重要なマイクロゾーンで(*)はPDO地区でもあります。

中でもチナンダーリはジョージアを代表する最高のPDOです。(ブドウはルカティテリ、ムツヴァネ(カクリムツヴァネ)が認められています。

Mukuzani(ムクザニ)*

Akhasheni(アハァシェニ)*

Khashimi(カシィミ)

Kvareli(カヴァレリ)

Kondoli(コンドリ)

Kindzmarauri(キンズマラウリ)*

Napareuli(ナパレウリ)*

Tsinandali(チナンダーリ)*

Manavi(マナヴィ)*

Kardanakhi(カーダナキィ)*

Tibbani(ティバーニ)*

 

■ワイン醸造

今日、多くの造り手が近代的なワイン造りを行い、ヨーロッパスタイルと呼ばれるワインが生まれていますが、カヘティ地区でのクヴェヴリ醸造は、同じくクヴェヴリを使用したワインを造るジョージアの別のワイン産地とも異なる独自性があります。この為、世界を見てもカヘティヤンワイン(カヘティ地区のワイン)と同じ方法で醸造されるワインはありません。

一般的な醸造はワイナリーにもよりますが、サツナヘリと呼ばれる容器の中で足によりワインを圧搾し、チャチャ(果皮、果肉、種、一部の茎)全てをブドウジュースと一緒にクヴェヴリの中へ移します。(最近では高度な圧搾機を用いるワイナリーも増えています)醗酵が始まると最初の10日間は一日4回ほど棒で中を浮上した果皮を突き下げ、醗酵期間中はずっと作業を続けます。通常20-25日ですが、長くなると40日にも及ぶ時があります。

醗酵が終わるとチャチャはクヴェヴリの下部に沈み、蓋をかぶせます。マロラクティック醗酵が終わった段階でクヴェヴリは完全に密封され、チャチャは天然の清澄剤の役目を果たしてくれます。この期間が長すぎてもチャチャがワインにとって好ましくない風味を生んでしまうので、この醸しの期間もとても重要です。

収穫の翌年、通常は3月から4月の初旬にかけて最初のラッキングが行われ、ワインとチャチャが分けられます。その後、更にクヴェヴリでの熟成を行う蔵や、樽に入れる蔵、ボトリングを行う蔵など、それぞれが理想とするワインのスタイルに合わせて熟成期間や手段が選択されます。

カヘティ地区原産のブドウはクヴェヴリ醸造、ヨーロピアン式の醸造どちらを採用しても、比較的抽出が強めに行われ、フェノール成分が豊富でタンニンが豊かなワインに仕上がり、香り豊かなワインとなります。

 

■重要ブドウ品種

赤:サペラヴィ

白:ルカツィテリ、ムツヴァネ(ムツヴァネ・カフリ)、キシィ、ヒフヴィ、チヌリ

カヘティ地区の主要産地

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カヘティ地区のブドウと特徴

■白ブドウ

・ルカツィテリ (Rkatsiteli)---カヘティ地区の伝統的な白ワインに使用される主要品種で、ジョージア全土のみならず近隣諸国(モルドヴァ、ウクライナ、アルメニア、ブルガリア等)でも広く栽培されています。ルカツィテリとは「赤い茎」の意で、果皮が厚くフェノリックなブドウ品種です。アプリコットや黄桃の風味を持ちます。果実の蜜や甘やかさも特徴で、よくムツヴァネとブレンドされます。

 

・ムツヴァネ (Mtsvane)--カヘティ地方ではムツヴァネ・カフリ(カヘティ地区のムツヴァネ)と呼ばれます。ムツヴァネとはジョージア語で「緑の」を意味し果皮が薄くタンニンが控えめで、ステンレスタンク醗酵だとしなやかで口当たりのよいワインになります。白桃やピーチ系のドライフルーツの風味や華やかなアロマを持ち、ミネラル感にも優れる高貴な白ブドウです。クヴェヴリでの醸造によりアプリコットやドライフルーツ、フェノリックな要素が増し、アタックにも桐のようなニュアンスも現れます。

 

・キシィ (Kisi)---カヘティ地区原産のブドウ品種で、栽培面積が減っていたものの見事に再生を果たした人気のブドウ品種です。熟した白桃やメロン等、アロマ豊かなチャーミングな味わいで、完熟したリンゴやタバコ、クルミの要素も持ちます。

 

・ヒフヴィ (Khikhvi)---カヘティ地区の中で特にアラザニ川右岸で栽培されている品種です。中程度のアルコール濃度と柔らかな酸味が持ち味で、ブレンドされることも多い品種です。

 

■黒ブドウ

サペラヴィ---「色をつける」という意味を持つ色の濃いブドウ品種です。主要産地はカヘティ地区ですが、ジョージア全土、更には近隣諸国でも栽培されるジョージアのブドウの王的存在です。甘口からドライワインまで様々なスタイルのワインが醸造されています。ダークベリーやリコリス、タバコ、シナモン、プラム等、豊富なアロマを持ち、酸度やタンニンもしっかりとあります。とてもエレガントで芳醇な果実味が特徴で、整ったストラクチャーも見事な地ブドウです。

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