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フランス
フランス ボルドー

シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリ

Chateau Malescot Saint Exupery

『星の王子様』の作者アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリ氏の曽祖父の名がつけられたシャトー

戦後、ズジェール家の努力によって復興を遂げた

シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリの名前は、ふたりの元所有者からとられています。ひとりは1697年にこの地を取得し、ボルドー議会に駐在する王室顧問であったシモン・マレスコ氏。もうひとりは1827年から1853年にかけてこの地を所有していたジャン=バティスト・ド・サン=テグジュペリ伯爵です。同氏は、小説『星の王子様』の作者として有名な、アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリの曽祖父にあたります。

 

その後、2度の世界大戦、大不況、病疫と相次ぐ災疫により、第二次世界大戦後の畑はわずか7ha、シャトーは廃墟同然になっていたと言われています。1955年6月に、アルザス出身のポール・ズジェールと息子のロジェが、このシャトーを購入し、再建に乗り出しました。「Semper Ad Altum(常に高みへ)」というモットーを貫きワイン造りを行っています。現在は、ジャン・リュック・ズジェール(Jean-Luc ZUGER)氏がオーナーを務めています。

所有面積

28ha ※2019年時点

年間平均生産量

120,000本 ※2019年時点

銘酒街道、2号線沿い、マルゴーの中心に位置する

シャトーはマルゴー村の中心の銘酒街道、2号線沿いに位置しています。土壌はピレネー山脈由来の砂礫土壌で、28haと、比較的小さめの畑に、カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー35%、カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド5%の比率で植えられています。熟成は12〜14ヶ月で、例外もありますが新樽の使用比率はほぼ毎年100%です。 

家族経営のため、クラシカルな空気が漂う伝統的なシャトーですが、醸造面ではエッグシェルの醗酵層を試すなど、ワイン造りに対する研究を惜しみません。

シャトーのラインナップ

ファーストに加えて、セカンドワインの、ダム・ド・マレスコ(Dame de Malescot)が造られています。