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南アフリカ
南アフリカ コースタル・リージョン

ノーデ・ワインズ

Naude Wines

古木・ブッシュヴァインから生まれるオールド・ヴァインシリーズ

多くのMWが一目を置く「南ア産白ワインブレンド」のゴットファザー

国内外で30年以上にも亘り、ワイン造りを行ってきたベテラン醸造家、イアン・ノーデ氏。60歳になって初めて独立を果たした、ワイン造りへの情熱と愛を捧げた集大成が「ノーデ・ワインズ」です。(独立:2017年) 

コンセプトは南アが出せる「最高」の形。

サブリージョンでの単一畑、単一区画のブドウだけで造るワインのスタイルもワインが持つ魅力の一つですが、ノーデ氏の目指すワインは少し考え方が異なります。

彼の場合、西ケープ州を一つのブドウ畑ととらえ、今も尚生き続ける貴重な古木やブッシュヴァインを各地から選び抜いて、個別に醸造し、異なる産地の特性や魅力をブレンドさせる事でのみ可能となる、独自のスタイルをコンセプトにワイン造りを行います。

「西ケープ州最高のワイン」、これこそが彼が目指すワインです。 

さて、この唯一無二な南アフリカワイン、生産量・流通量は共に非常に少ないですが、多くのワインプロフェッショナルが高い評価を出し、注目を集めています。

特に評論家でありマスター・オブ・ワインの称号を持つ、グレッグ・シェーウッド氏はイアン・ノーデ氏を「南ア白ブレンドのゴッドファーザー」と呼び、南アフリカ産古木ワインのロックスターともなった名門イーベン・サディと共に“注目すべき造り手”と絶賛するほどです。

ノーデブランドは2013年が初ヴィンテージですが、当時は勤めていたワイナリーからのリリースでした。

そして満を持して2017年11月に独立を果たし、ノーデ氏は自らのブランド「ノーデ・ワインズ」のオーナーとなりました。

南アフリカのワイン産業は世代交代もあり、今では新進気鋭の若手醸造家が活躍をする時代となりましたが、60歳を超えてもなお、歩みを止めず、進化し続けるノーデ氏と彼のワインには、土地を知り尽くし、多くの経験と知識を得た物にのみ出せる魅力があります。

大ベテランが生む、情熱のワイン

30年以上もの月日をワイン造りに捧げてきた大ベテラン、イアン・ノーデ氏。国内では11年以上にわたり「アドーロ・ワイナリー」の主任醸造家を務め、更に国内外でも長きにわたりワイン造りを行ってきた熟練の醸造家です。

そのスタイルは酸化防止剤(亜硫酸)をごく少量使用しますが、それ以外は“何も加えない”、”何も引かない”、という可能な限り人的介入を控えたナチュラルな造りです。

この結果、ブドウ品種の特性とテロワールによる地域性の魅力が素直に、そして余すところなく表現された見事なワインが完成します。

これまで幾度となくノーデ・ワインズのワインは、世界的に著名なワインと共にブラインドテイスティングの場で比較されてきましたが、その度に高く評価され、多くのワイン専門家やワインファンを魅了してきました。

プロにも評価される素晴らしい完成度を持つノーデ・ワインズのワイン。ノーデ氏は自身のワインの熟成ポテンシャルが最低30年以上と話します。

 

オーナー醸造家 イアン・ノーデ氏 オーナー醸造家 イアン・ノーデ氏

南アフリカ古木プロジェクト

南アフリカには、古木の女王として南アフリカワイン業界に多大な影響を与えてきた南ア屈指の栽培家、ローサ・クルーガー氏とアンドレ・モーゲンタール氏が指揮を取る注目のプロジェクトOld Vine Project(古木プロジェクト)があります。

ノーデ・ワインズもローサ・クルーガー氏のコンサルタントにより、貴重な古木を栽培する優良農家からブドウを入手することができました。

 

世界各国で「OLD VINE=古木」と書かれたワインボトルが多く存在していますが、南アフリカも同様、多くの古木のブドウ樹でワインを造っています。

ただ世界的には「OLD VINE=古木」という明確な定義を定めず、多くのワインにその名がつけられているのも事実です。

実は南アフリカは唯一、法的に「OLD VINE=古木」の認定を受けることが可能な国で、その役割を担うのもこのOld Vine Project(OVP)になります。

認証を受けるには、OVPのメンバーとして35年以上の古木のブドウを使用する必要があり、認証を受ければ指定のステッカーをワインボトルに取り付けることが可能です。

 

OVPではこれら貴重な古木を守り、新しい畑は偉大なブドウ樹となるように改良を加え発展させ、後世に受け継いでいく活動を行ってきました。この活動は今日の南アフリカワインの発展における最も輝かしい成功の一つと言っても過言ではありません。

 

ノーデ氏もまた、このプロジェクトの一環を担う事が出来る事に誇りを持ってワイン造りに取り組んでいます。

 

古木の魅力とは

OVPの認定を受け、Old Vine(古木)、Heritage Vineyards(ヘリテイジ・ヴィンヤード)を名乗るにはブドウ樹の樹齢が35歳以上である必要があります。

一般的に、ブドウの収穫高は気候や畑の土壌環境、栽培方法、樹齢、土壌の水分量などによっても変わってきますが、古木のブドウ樹は若樹に比その収量は大変低くなり、ノーデ用に使用する畑の単位収穫高も1ヘクタール当たり3-7トンと少量です。 

シュナン・ブラン、セミヨンは1ヘクタール当たり3-5トン程になり、樹勢の高いサンソーでも6トン程に留まります。

古木を育てるには、畑のモニタリングは欠かせません。常に健康でバランスが保たれていることが重要で、古木を理解するには、その土地の環境やテロワールの特性も理解しておく必要があります。

収穫高が低いというデメリットはありますが、自らの樹勢でバランスと健康を保ち、35年以上もの月日をかけ、地中に根を張り、厳しい環境や強い日照量、気候変動や、雨、風、土壌環境など長きに亘、その土地と環境に順応し、進化してきたブドウ樹が与えてくれるブドウ樹には格別なものがあります。

 

ノーデでは、この貴重なブドウの魅力を最大限に引き出すべく、ワイナリーでの人的介入を最小限に抑えたワイン造りを行っています。畑の特性や環境、テロワールを収めた美しいフォトアルバムのような、様々なテロワールの魅力が詰まった特別なワインを目指し日々ワイン造りを行っています。