「クロ・デュ・ムーラン・オー・モワーヌ」新ヴィンテージ限定入荷!

生産者 : クロ・デュ・ムーラン・オー・モワーヌ
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オークセイ・デュレスに本拠を置く新星ドメーヌ。
シトー派の修道士によって10世紀に発見された神秘的な区画、「ムーラン・オー・モワーヌ」をアンドリュー家が2008年「再発見」することによってドメーヌの夢がスタートしました。
情熱に溢れる若いジョルダン氏はビオディナミ農法を実践し、現地で熱い注目を集める期待の新世代です。オーナー兼醸造家、ジョルダン・アンドリュー氏 >>>
リーデル社が選ぶTOP6に選ばれました!
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2012年5月、リーデル社が発表する新・ブルゴーニュグラスのプロモーション・トリップがあり、「6つの素晴らしいドメーヌ」が訪問先に選ばれました。
クロ・デュ・ムーラン・オー・モワーヌは設立間もないドメーヌとして唯一選出!!
その他に選出されたのは・・・
『エティエンヌ・ソゼ』、『ルイ・ジャド』、『アルベール・ビショー』、『ジョセフ・ドルーアン』、『メオ・カミュゼ』
といったスターたちでした!

■ ドメーヌに到着!
クロ・デュ・ムーラン・オー・モワーヌは、コート・ド・ボーヌの丘に囲まれたところに位置しています。まわりはすべて小高い丘になっております。
ドメーヌ入口の門(左下写真)を抜けると、きれいな中庭(右下写真)が広がっています。とても静かで、エネルギーを感じる場所です。その向こうに見えるのが、オークセイ・デュレスの畑です。
この建物は10世紀に建設されたものですが、その目の前に畑が広がっていました。昔はブドウ以外も栽培して生活していたそうです。中庭とブドウ畑の間には小川が流れています。
■ 黒木瞳さんも訪れた、あの場所へ・・・
そして、その小川の向こうに見えるのが、黒木瞳さんがBSジャパンの番組の取材時にお食事をされていたところです(左下写真)。
調子に乗って、黒木瞳さんの気分になってみました。
目の前には歴史ある建物、バックにはブドウ畑、お天気も良くってワインも旨い、最高の気分でした。
■ 畑の様子
さて、話がそれましたが、これが、オークセイ・デュレスの畑の様子です(左下写真)。
とても土がふかふかしていました。
ドメーヌでは、2008年からすぐにビオロジック、ビオディナミを始めています。ビオロジック、ビオディナミを行うことで、畑にエネルギーを与えるのだそうです。
環境を整え、土質を改善し、土を耕して微生物を活性化しています。土質改善により、ここ最近ようやくバランスがとれてきたとのことでした。
畑は機械ではなく、馬で耕作しています。なぜ馬を使うかというと、機械は重くて土を押しつぶしてしまうからです。
土をおしつぶしてしまうと、呼吸が出来なくなり、土の中に入っている微生物も殺してしまいます。
そうならないために、馬を使っているそうです。
耕作用の馬を3頭飼っているということで、裏庭につれていっていただきました。
しかし、残念ながら遠くから眺めることしかできませんでした。。。(右下写真)
■ 建物について
建物は10世紀に建設されたものだそうです。シトー派の修道僧が所有していて、16世紀には修道僧の権力が落ち、バトー家に売られました。
建物の下には水路のあとが残っています(下写真)。昔は水車がまわっていて、小麦をひいていたそうですが、今は使われておりません。
(ムーラン・オー・モワーヌの「ムーラン」とは「水車」の意)
建物の中にはいりますと、昔使われていた垂直式の圧搾器が残っています(下写真)。他にも昔使っていた道具や絵が飾られており、歴史を感じました。
こちら(左下写真)がタンクなのですが、タンクの合間から壁画的なものがのぞいております。昔の修道院の名残が残っております。
また、ワインの熟成庫(下中央写真)にはクラシック音楽が流れていて、非常に神秘的な雰囲気でした。
ワインにクラシック音楽を聞かせながら熟成させているそうです。
鳩の巣も残っています(右下写真)。昔は鳩のふんを肥料にしていたそうで、鳩の重さで税金が決まっていたとのことです。。
■ お料理とワイン
ドメーヌでは、ワインに合わせる軽食をご用意いただいていました。
ブルゴーニュアリゴテにはチーズ、オークセイ・デュレスには生ハム、ポマールプルミエクリュには鴨、などなどあったのですが、
私のベストヒットはポマールとエスカルゴでした。
同時に口にふくむと、エスカルゴのガーリックの風味と、ワインの華やかな香りがひろがり、相乗効果でとても美味しかったです。
エスカルゴを何個でも食べられそうです。
■ まとめとして・・・
今回、訪問して強く感じたこと、それは、クロ・デュ・ムーラン・オー・モワーヌは、
◎ すごく神秘的でエネルギーを感じるワイナリー
◎ ワインにもエネルギーを感じる
ということ。
元修道院だった歴史のある建物も雰囲気がありますし、場所も静かでエネルギーを感じました。
また、そのエネルギーは、造られるワインからも感じられました。
飲んだときに、インパクトが強いとか、濃い!というエネルギーではなく、内からあふれ出るような強さ、というものです。
そういったワインの味わいは造られる環境によるものなのではないでしょうか。