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ワインのキホン

樽香ってどんな香り?ワインの香りを紐解こう

樽香ってどんな香り?ワインの香りを紐解こう

ワインを表現する言葉のひとつ「樽香」。ワインを表現する言葉としてよく聞くけど、どんな香りなのでしょうか?樽香について見てみましょう!

「樽香のバランスがよく・・・」
なんてコメントを見ても、いまいちピンとこない。
ワインを表現する言葉って、分かりにくいものが、沢山ありますよね。

「樽香(たるこう)」もそのひとつ。樽の香り??樽香ってどんな香りなのでしょう?

樽香とは

「樽香」とは、収穫したブドウを醗酵や熟成させる過程で使う「木樽」に由来する香りのことです。

「樽香」の代表的な表現といえば、
「ヴァニラ」
「チョコレート」
「ココア」
「スパイス」
「ナッツ」
「アーモンド」
「コーヒー」
「カラメル」
「トースト」
「ロースト香」
などがあります。
結構たくさんありますね。

樽のサイズ

「木樽」には、天井に着きそうなくらい大きなものもあれば小さなサイズのものもあります。
大樽は1,000リットル以上のサイズにもなります。

こちらは小さめのサイズ。200~300リットル程度です。
これらの樽で、ワインを醗酵・熟成させると、木樽由来の香りがするワインになります。

樽の違いで何が変わる?

樽で醗酵・熟成させたワインは「樽の使用の程度」によって風味が変わります。

新しい樽もあれば

使い古した樽もあります。

他にも
・樽材の産地
・火で樽をあぶる度合い
・樽とワインの接触期間
などによって風味が変わってきます。

どんな樽を使うかによってワインの個性も違ってくるのです。

また、樽を使ったワインは、使っていないワインと比較すると
・熟成感がある
・複雑味がある
・ボリューム感がある
などの特徴が出やすくなります。

樽以外の醗酵・熟成方法

樽を使っていないワインは、木樽の代わりに
ステンレスタンクや

コンクリートのタンク

などで、醗酵・熟成させます。

樽を使った場合とそうではない場合の味わいの違いは?

樽を使っていないワインは
・フレッシュ感がある
・華やかさがある
などの特徴が出やすくなり、樽を使ったワインと全く違ったタイプの味わいになります。

ブドウの品種によっても味わいは違ってきますので、一概には言えませんが、

フレッシュ&フルーティ、軽快なタイプが好き
⇒「樽を使っていない」ワイン

複雑でボリュームのある重厚なタイプが好み
⇒「樽を使っている」ワイン

というように、ワインを選ぶ際の目安になります。
ぜひ覚えていてくださいね♪

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