モトックスが提案する、ワインのあるライフスタイル「もっと!ワイン」

モトックスが提案する、ワインのあるライフスタイル「もっと!ワイン」

Chateau Poupille (Oeno Connexion)シャトー・プピーユ

彗星のごとく現れ、ブラインド・コンテストで
シャトー・ペトリュスと張り合った実力派!

オーナー醸造家 フィリップ・カリーユ氏

所在地
33350 Ste-Colombe, France 地図を見る>
  • 動画を見る

専門家によるブラインド・コンテストで最後までシャトー・ペトリュスと張り合った実力派!

ボルドー右岸サン・テミリオンのすぐ東側に位置する「コート・ド・カスティヨン」。僅か10数年前までは高品質なワインが存在するなどとは誰も考えていなかった、このマイナーなアペラシオンから彗星のごとく現れ、そのような状況を変えたのが、この「シャトー・プピーユ」のオーナー、フィリップ・カリーユ氏です。彼の造り出す「濃く、絹のように滑らかなワイン」は品評会でも話題となり、専門家によるブラインド・コンテストで、最後まであの「シャトー・ペトリュス」と張り合ったこともあるという実力派です。

このページのトップへ↑

ワイナリー一覧へ→

1700年代から続くワイン造りの歴史

現オーナーのフィリップ・カリーユ氏の母方の一族は1790年には既にサン・テミリオンでワイン造りをしていた記録があります。その後、父方の祖先が1850年にスペインより移住し、ワイン造りを始め、シャトー・プピーユを1967年に取得しました。シャトー自体は彼らが取得する前から、同名で存在していました。彼らが購入する以前も別の一族によりブドウ造りは行われていましたが、自社でワインを造る時期や(その当時のカーヴや醸造室は現在もあります)コート・ド・カスティヨンの協同組合にブドウで売られていた時期もありました。

このページのトップへ↑

ワイナリー一覧へ→

サン・テミリオンのポテンシャルを持つ畑から産み出されるワイン

シャトーは、 カスティヨンの北西に位置し、南向きの丘陵地に位置しています。サン・テミリオンから尾根がつながっている丘陵地帯の一角にブドウ畑があります。岩盤はサン・テミリオンからつながった石灰層で、その上に粘土層が覆っている地質学的にはサン・テミリオンと同じ土壌です。このプピーユの畑には、メルロー種が見事にマッチし、以前植えられていたカベルネ・フランもメルローに植えかえられています。そのワインは、年々進化し、「より優しく深い味わい」へと発展しています。

このページのトップへ↑

ワイナリー一覧へ→

不断の改革を進め、年々その品質を向上させている、カリーユ氏

ウノローグ(醸造家)でもあるオーナーのフィリップ・カリーユ氏は、若い時からその能力を発揮、18歳の時にボルドーを離れ、各地で醸造技術者として請われ、南アフリカで3年、ギリシャで8年を含め、その他にも、アメリカ、チリ、ドイツ、オーストリアといった世界各地のワイナリーで活躍してきました。また、海外での経験により、「自分の嫌いなタイプのワイン、好きなタイプのワイン」を明確に知り、現在のワイン造りにも活かされていると言います。その後、1985年4月にシャトー・プピーユに戻りシャトーでのワイン造りを始め、シャトーの品質・味わいは大きく向上しました。より自然な栽培方法、より厳格な収穫時の選果、樽熟成中に澱とワインが均一に接触する為の回転式樽ラックの導入など不断の改革を進め、年々その品質を向上させています。2008年に100%父より完全に引き継ぎ、オーナーとなりました。

このページのトップへ↑

ワイナリー一覧へ→

何でもとことん突き詰めるオーナー醸造家

負けず嫌いで、やりだすと何でもとことん突き詰めていく性格のオーナー。遊びも仕事も、なんでも中途半端ということができません。才能があり、ワイン造りには大変真剣だが、常に遊び心を忘れない、お茶目な彼は行く先々で愛されています。

このページのトップへ↑

ワイナリー一覧へ→

次世代に環境を残すため...有機栽培

「高品質なワインを生み出すためには栽培は自然でなければならない」と考えるフィリップ氏は、昔から有機栽培に近い自然栽培を行っていましたが、2005年から完全な有機栽培をはじめ、認証の申請を行いました。その後、申請が認められ、2008年ヴィンテージよりエコセールにて有機栽培の認定を受けました(2006年から転換中と表記)。

 

彼の有機栽培の方針は下記のようにまとめられます。

① 畑を耕すこと = 根を深くするために横に生える根をなくす
  ⇒ 根が土壌の深い所のミネラルをしっかり吸い込めるようになる
  ⇒ ミネラルの豊富なピュアなワインになる

② 肥料を極力与えない
センサーを区画ごとに植えて、ブドウの樹が健全な状態にあるようチェック(天候・温度等)。有機栽培に認められている肥料でも極力使用しない。


③ サン・テミリオンに研究所を設立
 酸化防止剤を使用しないでワインを造る為にも、自分自身で研究所をサン・テミリオンに設立。
  ⇒ 現在は100を超えるシャトーから分析を依頼されるように。
 

有機栽培を始めた理由は哲学的やイデオロギー的な理由ではなく、環境問題。自然なブドウ畑、土壌、すべての環境を汚すことなく次の世代に渡したいと考えてのことです。自分に子供、家族、守るべきものが出来て、この環境の大切さを実感しました。


そこで、土壌を汚染する農薬、化学物質の使用を一切やめました。また、川など水源を汚さぬようワインの醸造や洗浄に使用した排水は全て浄水設備で濾過してから川に流しています。

 

また、剪定のぶどうの枝を燃やした熱を循環させシャトー全体を暖める設備を造り、年間13トンのCo2の排出量を減らすシステムにも設備投資しています。

 

有機栽培で認められているボルドー液などの散布も極力抑えるように各ブドウ畑の区画にセンサーを設置し、ブドウの状態(気温、湿度)などが一瞬にしてコンピューターで見られるようにし、ブドウの状態をいつでも監視できるようにしています。このため、病気などの問題が起きた場合、初期段階での対処が可能となっています。

このページのトップへ↑

ワイナリー一覧へ→

世界初の有機栽培アペラシオンを!

ボルドー全般的に厳しい状況にある中、「自然」というキーワードが未来を切り開くと考え、同じコート・ド・カスティヨンの300ある生産者にこの有機栽培を勧めています。この地区には3500haのブドウ畑があり、約300の蔵元があります。それらを全て有機栽培にし、フランスで初めて、いや世界で初めて唯一の『有機栽培のアペラシオン』に育てようという壮大なプロジェクトです。時間はかかるかもしれませんが、フィリップ氏ならばいつかやり遂げるかも知れません。

このページのトップへ↑

ワイナリー一覧へ→

樽へのこだわり、オクソライン

① 樽
フィリップ氏はワイン造りにおいて樽の木の原産地を毎年のブドウの出来によって変えています。樽にブドウを合わせるのではなく、ブドウに樽を合わせるのです。年のブドウの出来により、リムーザン、トロンソー、アリエ、ヌベールなどのオークの木から造られた樽を選びます。それぞれの産地により、木の持つタンニンの量も違うからです。

 

② 最大の彼の秘密、オクソライン
通常はブドウの皮や澱がキュヴェの中を舞ってしっかりと果実味を引き出すようにバトナージュを行います。しかしこれは蓋を開けて攪拌するため、酸化のリスクがありバクテリアなどの混入のリスクがある為、結果的にSO2が必要になります。また、かき混ぜるための器具を用いるので、清潔でない場合バクテリアも心配となります。

そこでプピーユは、「オクソライン」と呼ばれる回転式樽ラックを用い、蓋を開けずに澱がワインの中を舞うことを可能にしました。
彼の熟成庫では樽をスチールの丸い枠にいれて保管します。 このスチールは回転するもので、これを手で定期的に回すことによって樽の中のジュースと澱がよく混ざり合い、ぶどうの皮に由来する旨みを抽出する事が出来ます。1日1回、回すことで酸化の心配なく健全な状態で十分に
澱の旨味、果実味や色素を引き出すことが出来ます。


この樽の使い方がプピーユにおいては樽100%熟成(新樽80%)させても樽臭くなく、また、ブドウの果実のピュアな凝縮を感じる秘密です。

このページのトップへ↑

ワイナリー一覧へ→

【ご注意】