モトックスが提案する、ワインのあるライフスタイル「もっと!ワイン」

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パッソピッシャーロ

Passopisciaro Srl - Societa' Agricolaパッソピッシャーロ

鬼才が造る、エトナ火山の地で「地球の血液」を糧に育まれた、ボルカニック・エレガンス

オーナー アンドレア・フランケッティ氏

所在地
Via Val d'Orcia, 15 53047 Sarteano( SI ), ITALY 地図を見る>
Website
http://www.passopisciaro.com//
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「鬼才」アンドレア・フランケッティが造るエトナのワイナリー

イタリア・シチリア島の北東部に位置するエトナ火山。いまだ火山活動を続けるこの山の斜面でワイン造りを始めたのが、トスカーナの鬼才、アンドレア・フランケッティ氏でした。昔は低価格のバルクワインを生産していたこの地を訪れたフランケッティ氏は、この場所のポテンシャルに心を奪われました。エトナ火山の北斜面、なんと標高1,000mを越える場所にあるこの地は、火山灰と溶岩が風化し粉末化した土壌はミネラルを豊富に含み、そこには樹齢100年を超えるという、古木のネレッロ・マスカレーゼが広がっています。しっかりと根ざしたブドウ樹は、地中深くから養分を十分に取り込み、シチリアの豊かな日照と、エトナ山頂3,000mから吹き降ろす冷たい風により、ブドウの実はゆっくりと成長を遂げます。日差しは暑いですが、8月でさえ午後は肌寒く感じるのほど特殊な気候を有するこの地で、豊かなアロマとアントシアニン、酸が育まれます。収穫ができるのはなんと11月。ブドウの樹がじっくりと時間をかけて育てた果実には、まさにエトナのテロワールが凝縮しているのです。

その地で2000年にパッソピッシャーロ社の歴史は始まりました。最初のワインは「パッソピッシャーロ 2001」。そして2005年には「フランケッティ」をリリース。プティ・ヴェルド種とチェザネーゼ・ダッフィーレ種で構成されておりました。その一方でシャルドネ100%の「グアルディオーラ」も産声を上げました。そして2008年、新たに4つのワインが加わることになります。「キアッペマチーネ」「ポルカリア」「シャラヌオーヴァ」「ランパンテ」と、畑の名前(区画)が入ったコントラーダシリーズです。フランケッティ氏は、この地(エトナ)はブルゴーニュに負けず劣らずの畑の個性を表現できるエリアであると確信していたので、単一畑ワインの考え方を取り入れました。その考えの通り、上記4クリュの個性は全く異なり、非常に趣深いワインが展開されています。(2011VINよりグアルディオーラの畑からできるネレッロ・マスカレーゼ種のコントラーダ「グアルディオーラ」の生産も始まります。)「コントラーダシリーズ」は彼の想いが詰まったワインなのです!

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非常に信頼の置ける男

地元出身でワイナリー設立当時から従事。現在パッソピッシャーロの責任者。フランケッティと常時コンタクトを取りながら作業を進める。フランケッティ曰く「非常に信頼の置ける男」。

責任者:ヴィンチェンツォ・ロマウロ氏

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フランケッティ氏が一瞬で虜にされた、あまりも特異な大自然

溶岩によってできた風景の中には階段状に畑が存在し、ネレッロ・マスカレーゼ種というブドウが育っています。樹齢80-100歳と、極めて古い樹ばかりです。標高が550-1000m以上にあるため、昼夜の寒暖差が非常に大きく、ブドウがゆっくり成熟していきます。遅い時は11月に収穫することもあります。この地に足を踏み入れると、マグマというまるで地球の血液を養分にし、シチリアの強い太陽の日差しと厳しい自然環境から生まれるワインの奥深さを感じずにはいられません。土壌は、ミネラルが豊富で地中には根の活動に不可欠な酸素が多く含まれています。

 

 ●エトナ山周辺の、ネレッロ・マスカレーゼ種の歴史
1960年代ぐらいまで、エトナ周辺には沢山のブドウ畑が存在していました。しかしながら、現在残っているネレッロ・マスカレーゼの畑は、当時の10%にも満たないといわれている程まで減少しています。
「何故多くの畑が消えてしまったのか?」。大きな原因は3つ考えられます。
1つは、当時オーナーの多くが貴族家系で、その息子達は高等教育を受け、その後家業を引き継がずに弁護士や政治家、企業家になり、ブドウ畑に見向かなくなったこと。
また、畑での働き手がいなくなったことも理由の1つです。当時小作人として畑で働いていた人達の労賃は皆無に等しく、住居や食物さえ与えれば喜んで労働しており、生活は悲惨そのものであったといいます。1950年代になって、このような小作人達が貧困な生活から抜け出すため、海外移住を始めたことをきっかけに労働者がいなくなりました。

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エトナ山が育む優美なブドウ、ネレッロ・マスカレーゼ種のエレガンス

ネレッロ・マスカレーゼ種が、洗練されたエレガンスを見せるのには条件があります。

それは、標高600m以上で作られたネレッロ・マスカレーゼ種なのだとフランケッティ氏はいいます。畑の標高が高ければ高いほど繊細さ、上品さ、また洗練を表現することが可能になるそうです。

また、畑に存在する溶岩がどこから流れてきたかによっても土壌が変わり、コントラーダ(区画)ごとの地質がネレッロ・マスカレーゼ種に与える影響は大きくシチリアのピノ・ノワールと言われています。

 

標高500m以下で生産されるネレッロ・マスカレーゼ種のワインは力強く、重厚なキャラクターのワインとなりますが、フランケッティ氏の造るワインはピノ・ノワールから造られた上質なブルゴーニュワインのような繊細さ、エレガントさが感じられ世界中のワインテイスターを虜にしています。

 

パッソピッシャーロの畑はエトナ山北斜面にあり、その多くは700mから、高いところは1,000mを超える標高にあります。通常北斜面は日照角度が浅くなるため、ワイン用のブドウ栽培に適さないと言われていますが、このあたりの畑は全てテラス式のためその問題はありません。反対にエトナ山北斜面は南斜面に較べて9~10月以降の天候が安定しているため、かえって都合が良いのです。また土質はミネラルが豊富で、地中には根の活動に不可欠な酸素が多く含まれています。その結果、収穫されるブドウは他にはない個性の、上品なワインを生み出すのです。

ネレッロのブドウ

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エトナのテロワールの違いを表現したクリュワイン

エトナ山にあるコントラーダ(区画)は標高、溶岩の年代、微気候によってその表情が変わります。パッソピッシャーロのオーナーである、アンドレア・フランケッティ氏はこの区画の違いを世界に知らしめた存在として注目を集めています。

 

■コントラーダの特徴■

 

コントラーダ キアッペマチーネ( C )

標高:550mに位置する畑。
面積は1.2haで80年以上の樹齢。
火山性土壌と石灰層の混じる土壌で石が多い。
凝縮度が高く、豊かなチェリーの香り、火薬のニュアンスやスパイスの香りが感じられ、
かすかに土の香りも。複雑なアロマが広がるワインが造られます。

 

 

コントラーダ ポルカリア( P )

標高:650mに位置する畑。
面積は1.5haで80年以上の樹齢。
日照量が多く、古くから伝わる区画。
日が落ちる最後まで長く太陽の光を浴びる畑のためじっくりとブドウが熟すため
ふくよかなボディのワインが生まれます。
軽いスパイスや砂糖を焦がしたニュアンス、厚みあるボディと細かいが豊かなタンニンが感じられます。

 


コントラーダ  シャラヌオヴァ( S )
標高:850m-900mに位置する畑。
面積は0.9haで80年以上の樹齢。
200年ほど前の若い溶岩流で形成された土壌を持つ。
シャラヌオヴァは「新しい溶岩流」、シャラとはエトナの方言で「溶岩」を指します。
朝一番に朝日を浴び、夕暮れまで日照を受ける畑で、プルーンやイチゴなど果実味と
ほし草の香り、強固なミネラル感とパワフルな香りも特徴。

 

 

コントラーダ  グアルディオーラ( G )
標高:800m-1000mに位置する畑。
面積は2.3haで100年以上の樹齢。
標高が高く、1947年の噴火で畑の傍を溶岩が流れた
エトナ山の噴火の生々しさを物語る偉大な区画。
イチゴやチェリーなどの赤系果実やオレンジのニュアンス、
アーモンドや砂糖菓子の香りも広がり心地よいタンニンと長い余韻が特徴的。

 


コントラーダ  ランパンテ( R )
標高:1000mに位置する畑。
面積は1.7haで100年以上の樹齢を誇ります。
段々畑になっており砂質が豊富な土壌。
標高が高く、最後にブドウが熟すため最も収穫が遅い。
卓越した豊かな香りでブルゴーニュを思わせる見事なエレガンス。
ダークチェリーなどの赤果実の香りや火薬のニュアンス、スパイス感。酸味に溢れ、
甘味、旨み、ミネラル感が複雑に口の中に広がります。

畑の地図

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ワイン・アドヴォケイト誌パーカー・ポイント高得点を獲得し続けているパッソピッシャーロ

■パッソピッシャーロ2009
 ワイン・アドヴォケイト   92点!
 ヴェロネッリ誌 2012年版    SuperTreStelle スーパー・スリースター 95ポイント!

『比類のない優美な赤!』(ワイン・アドヴォケイト#195 2011年7月から抜粋)
2009年のパッソピッシャーロは「印象的」な赤ワインといえる。比類のない優美かつ上品なワインの構成に、
甘く完熟した小粒の果実、花々、スパイスが渾然となって組み込まれている。
ソフトなタンニンがこのワインを飲みやすくしているが、同時にフルーツが幾層にも重なっているかのような、驚くばかりの凝縮感も感じる。このレベルの赤ワインとしては例外的に早くから本来のポテンシャルを味わうことができるだろう。

 

■パッソロッソ 2013
 ワイン・スペクテイター 90点!
 

■コントラーダ キアッペマチーネ( C )2013
 ワイン・スペクテイター 91点!


■コントラーダ ポルカリア( P )2013
 ワイン・スペクテイター 91点!
 ヴェロネッリ誌 2016年版    SuperTreStelle スーパー・スリースター 94ポイント!


■コントラーダ  シャラヌオーヴァ( S )2013
 ワイン・スペクテイター 90点!


■コントラーダ  グアルディオーラ( G )2013
 ワイン・スペクテイター 92点!


■コントラーダ  ランパンテ( R )2013
 ワイン・スペクテイター 93点!
 エスプレッソ誌 2016年版 18.5点 5ボトル
 ワイン・エンスージアスト 97点

  パッソロッソとコントラーダシリーズ

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パッソビアンコ、パッソロッソ、フランケッティ

パッソビアンコ

2007年ヴィンテージから造り始めたシャルドネから造られるワイン。コントラーダ(区画)グアルディオーラのシャルドネを使用していたため、2013年ヴィンテージまでグアルディオーラというワイン名だったが2014年からパッソビアンコへと名称を変更。1000m級のシャルドネの畑で造られています。大樽で1年、さらにワイナリーで1年以上瓶熟させて出荷されるため果実の深みと、強固なミネラル、複雑な余韻が楽しめます。

 

 

パッソロッソ

2012年ヴィンテージまでパッソピッシャーロという名称でしたが2013年からパッソロッソへと名称を変更しています。パッソピッシャーロは元来、S.Spirito、Moganazzi、Favazza、Feudo di Mezzo、Malpasso、Guardiolaの小エリアを指す言葉。

標高は600m-1,000mに位置しており複数の畑のブレンドで造られており、エレガントなネレッロ・マスカレーゼ種の魅力がお手頃に楽しめる1本です。2013年までI.G.T.ワインでしたが、2014年からエトナ・ロッソD.O.C.ワインになりました。

 

 

フランケッティ

プティ・ヴェルド種とチェザネーゼ・ダッフィーレ種を植えているコントラーダ(区画)グアルディオーラの畑から造られます。1,000mの標高まで畑は広がっており、100を超える細かな段々畑で構成されています。その年に取れた最高のブドウのみで造られているため時にプティ・ヴェルド種とチェザネーゼ・ダッフィーレ種の比率が変わり、ヴィンテージによる味の違いが大いに楽しめます。

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2013年 / バローロのような厳格さ、エレガンスを持つヴィンテージ

涼しい夏の影響で未熟なブドウも見受けられた10月末まで収穫を待ちました。ブドウの1粒1粒はとても小さく健康的で色合いの濃いものが出来ています。標高の低い畑では10月25日から収穫を行い高い畑のランパンテのクリュでは11月10日に収穫が終わりました。しっかりした酸と濃いフルーツの香りがあります。厳格さ、エレガンス、フレッシュさ、強さを感じ特にバローロのようなワインを好まれる方には特に試していただきたいワインになります。

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