Kir-Yianniキリ・ヤーニ

伝統とモダンが見事に融合!冷涼な産地マケドニア地区で生まれる鮮烈にして忘れられない味わい

所在地
Yianakohori Naoussa, GR-59200 Νaoussa
Website
http://kiryianni.gr/
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ギリシャを代表するアイコンワイン「キリ・ヤーニ」

世界のTOPソムリエや評論家、マスター・オブ・ワインがギリシャ最高峰の造り手として認める「キリ・ヤーニ」。そのルーツは現代のギリシャワインの中では非常に珍しく、1879年からワイン造りを行ってきた老舗ワイナリー「ブタリ・ワイン」を運営する、名門ブタリス家の4代目当主が1997年に立ち上げたプレミアムワインブランドです。

「ブタリ・ワイン」は、それまでアンフォラを使用しワインが保管されていたギリシャにおいて、最初に瓶詰めを行った歴史ある蔵でもありギリシャワインのルネッサンス時代の幕開けの象徴との言えるワイナリーです。

4代目当主にあたるヤーニス・ブタリス氏は、ギリシャが持つテロワールの高い可能性に早くから目を向けた先駆者でもあり、自身もテロワールを重視した小規模ながらも、高品質なワインを造るべく1997年優良地区に自社畑を購入し、母体である「ブタリ・ワイン」から一人独立し、「キリ・ヤーニ」を立ち上げました。

ワイナリーは、ギリシャ随一と言われる高貴な黒ブドウ“クシノマヴロ”の銘醸地として名高いノース・グリース(北ギリシャ)地方の二つの銘醸地、北ギリシャ、ヴェルミオン山の南東斜面に位置する海抜150-300mの産地ナウサと南西部の斜面、海抜700mの産地アミンデオンの銘醸地に位置します。この地で、伝統を守り且つ、革新的なワイン造りを

行い高い評価を集めるようになりました。

一方、「ブタリ・ワイナリー」は現在、ビールやスピリッツも扱う巨大飲料メーカーとなり、買いネゴシアンとしてブドウを購入し、良質なワイン造りを続けています。

 

2000年代に入り、創設者ヤーニス・ブタリス氏の2人の息子で海外で経験を積んだ醸造家でもあるステリオス氏とミハリス氏がワイン造りに加わります。若い2人が加わった事で、更に理想とされるテロワールワインへの追求が始まりました。

畑では、徹底的に固有品種とテロワールの研究が行われました。

「良いワインは醸造所でうまれ、卓越したワインは畑で誕生する」という「キリ・ヤーニ」の哲学を基軸とし、伝統を重んじると同時に、改革・革新を恐れず推し進めてきました。

更には、畑から消費者に至るあらゆる分野での専門知識を深める事で、「キリ・ヤーニ」だけではく、北ギリシャに点在する素晴らしいテロワールを世に広め、ギリシャワインの国際的認知度を高めることも大きなビジョンとして取り組んでいます。

そして今日、「キリ・ヤーニ」がうみ出す唯一無二の味わいは、ギリシャを代表するアイコンワインとして高く評価されています。

 

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創設者ヤーニス・ブタリス氏と息子のミハリス・ブタリス氏

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世界のワイン評論家やマスター・オブ・ワインが大絶賛

ジャンシス・ロビンソン(MW)氏をはじめ、ギリシャ人MWであるKonstantinos Lazarakis氏や、日本在住の日本人としてはただ一人のMWである大橋健一氏をはじめ、多くのMWがその品質を高く認め最も推薦する、ギリシャ最高峰のワイナリーの一つとして知られています。

※マスター・オブ・ワイン(MW)

現在、有資格者は世界で僅か340名程。ロンドンに本部を置く、ワイン業界最高峰の資格制度です。大橋氏は2015年にMWに認定されました。

 

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創設者:ヤーニス・ブタリス氏

現代ギリシャワインの父ヤーニス・ブタリス氏

ヤーニス氏は自身のワイナリーだけでなく、ギリシャワイン協会の立ち上げや研究機関設立に自らの資金を投じ、その多大なる貢献により現代ギリシャワインの父として象徴的な存在となっています。

また、地元の政治や環境問題にも取り組み、現在ギリシャで2番目の大都市、テッサロニキ市の市長も勤めています。 (経済危機下にある、ギリシャで次期総理にとの声もあがっているそうですが、興味は無いとか・・・)

 

動物保護 「熊を守る

環境問題の取り組みの一つが、現在ヨーロッパで絶滅の危機に瀕する熊の保護です。日本の月輪熊ほどのサイズの野生熊ですが、ギリシャのアミンデオン、ナウサでの生息数は他のヨーロッパ地域よりも随分多く、彼らの活動が野生熊の保護に役立っています。

ワインの売り上げによる利益の一部は野生動物保護に還元されています!


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醸造家:ステリオス・ブタリス氏

ヤーニス氏の息子で、醸造家でもあるステリオス氏。世界クラスのブランドに成長させること目標にかかげ、1999年よりキリ・ヤーニの舵を握ります。

学歴:

・ビジネススクールINSEADでMBAを取得

・アメリカのウェズレー大学にて数学の学士を取得

・LSEにて経済学の修士号を取得

アメリカの輸入業者Paternoにて、ブランド・マネージャーとして活躍。中でもブタリス・ブランドの北アメリカでの販売に注力してきました。90年代後半に母国ギリシャへ戻り、母体であるブタリス・グループでビールブランドの立ち上げに関わり、その後キリ・ヤーニの事業を引き継ぎ、ミハリスと共にキリ・ヤーニの第二章の幕を開けました。


醸造家/CEO

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醸造家:ミハリス・ブタリス氏

同じく、息子で醸造家のミハリス氏。

学歴:
・ハーバード大学にて心理学の学位を取得
・USデイヴィスにてブドウ栽培学と醸造学で修士号を取得
キリ・ヤーニの新たな挑戦が始まった2002年よりワイナリーの事業に参画。畑の増築や醸造設備の設備拡大に尽力してきました。現在は中国、甘粛省(かんしゅくしょう)天水(ティエンシュイ)で、キリ・ヤーニが手がけるブドウ栽培のプロジェクトにも参加し、活動の拠点を中国に移し新プロジェクトの指揮・監督を行っています。


醸造家/代表取締役副社長

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ハロウラ・スピンシロポウォウ氏

2005年よりプロジェクトに参加。

経歴:

・2005年アテネ農業大学校にてPh.D終了

・1995年モンペリエのENSAにて農耕学の修士号を取得

・ギリシャ、テッサロンンギのアリストトル大学にてブドウ栽培学の学位を取得

専門は、カバークロップやクローンのセレクション、更には仕立て方法(様々な要因といかに関係し、ブドウ樹の幹力にどのような影響を与えているか)等多義に亘ります。また、ギリシャのブドウ樹につい科学的見地等から多くの書籍・記事を執筆するなど、ギリシャブドウのスペシャリストの一人として知られています。

 

 


コンサルタント栽培家

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新旧の融合がうみ出す、ギリシャワイン

現在、蔵の新たな進化を遂げることを目標にブタリス家の5代目を中心に醸造・栽培チームが一丸となり邁進しています。キリ・ヤーニのプリンンシパル、それは「改革が伝統」を築くと言う考えに基づきます。地場伝統品種に目を向け、テロワールの研究を進める事でギリシャ固有品種の可能性を広げる事ができます。更には、現代醸造技術を用いることで、現代のワイン愛好家、消費者に求められる、高い品質の“プロフェショナル”なワインをうみ出すこと大きな目標に掲げ、ワイン造りに取り組んでいます。

 

例えば、クシノマヴロ。

クシノマヴロは皮が薄く、酸が高い。そしてタンニンが強いことから、ネッビオーロに似た特徴を持つ品種と良く例に出されます。

ネッビオーロもクシノマヴロも皮が薄いのにも関わらず、タンニン成分が多いワインですが、その理由は実は、醸造時のマセレーションの長さにも起因しています。

(マセレーション期間が40日間ほど)

トータルフェノール(タンニン量を計測)では、1本のワインあたりネッビオーロが3g有るのに対して、クシノマヴロも3gと同量存在する点で、その類似性が分かります。

このような醸造由来のタンニンが伝統的なクシノマヴロの特徴にもなっています。

その上で、より洗練されたワインを目指し、2012年『バーガンディ・プロトコール』なる取り組みがギリシャ北部で始まりました。

これは、渋く乾いたタンニンでは無く、ピノ・ノワールのようなソフトで綺麗なワインを仕上げてはどうか、という考えから始められたプロジェクトです。

キリ・ヤーニでも、この新しい取り組みが用いられ、ワイン醸造に行かされています。

り組みが行われています。

(一例)

①コールドマセレーション ➠ 20日間ほど低い温度でゆっくりと優しく抽出し、エレガントなタンニンを目指します。

②醗酵温度➠ 最高26度と低い温度で醗酵

新旧の融合は、醸造方法だけでなく、栽培・醸造する品種にも見られます。

キリ・ヤーニは現在、プレミアムラインのクシノマヴロ100%のワイン、原産地呼称PDOナウサとPDOアミンデオン<イタリアのDOCG的な>を軸にワイン造りを行います。

固有品種100%のワイン以外にも、固有品種 x 固有品種、固有品種 x 国際品種のブレンドを産出し、そのスタイルは白、ロゼ、泡、赤ワインと多種に亘ります。

こうして、固有品種という伝統に現代的なブドウや、醸造技術を用いることで、素朴さとクリーンな要素を合わせ持った上質なワインを造り出しているのです。

 

 

 


チームキリ・ヤーニ

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固有品種「クシノマヴロ」に息を吹き込んだ

ギリシャ語で「酸と黒」の意味を持つ、ギリシャ固有の品種「クシノマヴロ」。北ギリシャが原産で、世界で最も珍しい“高貴なブドウ品種”の一つとして知られています。北ギリシャは地中海性気候から大陸性気候まで多様な気候帯を持ち、土壌や標高、地形も異なることからミクロクリマが存在します。「キリ・ヤーニ」では多様なテロワールの中で、特に標高の高い地区を中心に、長年の研究により選び抜かれたクローンやフィロキセラ前の古木を栽培。これらの貴重なブドウ樹は、区画毎に栽培管理がなされ、全て手作業で収穫、更には区画毎に現代的な手法で醸造が行われます。伝統的な固有品種のワインだけでなく、国際品種をブレンドしたものなど、バラエティに富んだワイン造りも「キリ・ヤーニ」の大きな魅力となっており、新旧を融合させたワイン造りによって、多くのワイン愛好家から高い指示を集めています。


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ブドウ栽培至上主義

「キリ・ヤーニ」では、統合農業の原則に基づきブドウ栽培をに取り組んでいます。この考えは、現代社会が脅威にさらされている、自然環境の保護を目的に行なわれています。正しい農作業、醸造所での厳しい選果、区画ごとの細かな醸造、更には細心の注意を払い行われるワイン造りの中心となるブレンド作業を行うことで、キリ・ヤーニのワインの特徴、熟成の可能性、味わいの一貫性を保つことも可能にしています。


キリ・ヤーニの自社畑

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コミットメント

全ての畑の収穫は手作業で個別に行われ、必要に応じて2-3回ブドウの成熟度を見ながら収穫されます。その後ワイナリーへ持ち込まれ、選果台にて2工程の選果が行われます。

収穫、醸造を個別に行うことで、異なるテロワールで育つ個性溢れるテロワールを表現したワインをうみ出すことができます。

ワインは熟成に使用されるオーク材も、その原産地や大きさ、焼き具合などワインに合わせて慎重に厳選され、それぞれの区画の味わいを最大限に引き出す事を可能にしています。そして、最終工程がブレンドです。細心の注意を払い行われるブレンド作業により、異なる畑が持つ特別でユニークなキャラクターを捉えていきます。

キリ・ヤーニのコミットメントは、異なる素材が織り成すバランスを作り上げ、ワインに一貫性を持たせ、更には蔵にとって最も重要な品種である「クシノマヴロ」の美しい熟成を可能にさせることです。

 


醸造施設-熟成庫

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冷涼な銘醸地北ギリシャ地方

北ギリシャ地方の気候は多種多様で、畑の位置や方向によってもうまれるワインはそれぞれ異なる特徴を持ち合わせます。ナウサやアミンデオンを含むマケドニア地域は山々に囲まれ、気候は冷涼な地中海性気候から冷涼な大陸性気候にまで及び、石灰岩質、砂質、粘土な様々な土壌環境、また畑の肥沃度も様々で、更には畑の立地も平坦な地や丘陵地、或いは川べりや湖の近くなど、多種多様なテロワールの中でブドウが長期にわたり栽培されてきました。中でもアミンデオン地区には、フィロキセラ前の1世紀以上も古い畑も存在します。北部ギリシャは現在、革新と開拓者精神を持った技術とが混ざり合う、特権的な地区となっています。また、この地域はクシノマヴロの最高の環境が備わることから、クシノマヴロの銘醸地として注目されています。


栽培地地図

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PDOクシノマグロがうまれる銘醸ナウサ

1968年、ヤーニス・ブタリス氏がナウサにあるヤナコホリ村に50haの区画を購入。

1970年代に初めてクシノマヴロを植樹。これは古代から続くナウサのブドウ畑の復興の光となり、テロワールワイン生産の礎となりました。そして後年、近代のギリシャワインに革命をもたらしました。

 

【ナウサ地区】

 

<キリ・ヤーニの畑>

・気候: クール・メディテレーニアン(冷涼な地中海性気候)でエーゲ海から50km距離により、温暖なエーゲ海の影響も受けますが、ヴェルミオン山により地域は穏やかに冷やされています。そして昼・夜の寒暖差が大きいことも特徴です。

・土壌: 粘土質(重い粘土質が表土で、その下は石灰岩質土壌)で礫を多く含みます。

➠ナウサは非常に多様な土壌環境を持つことから、現在10の特級地区が選ばれています。

キリ・ヤーニはこの特級地区でブドウを栽培しており、畑を更に細かく40ブロックに分けてブドウ畑を管理、区画ごとの醸造を行います。

 

・ブドウ樹:第二次大戦後フィロキセラの被害を受け、全て植え替えされ台木を用いて栽培しています。

・ 平均樹齢: 30年

・ 仕立て方法:ダブルVSP

 

<ナウサの歴史>

ナウサ地区のワイン造りの歴史は何世紀にも前に遡ります。少なくとも16世紀にはブドウ栽培とワイン造りが行われていたとの記録があります。

トルコの統治下にあった時代から19世紀末、そして20世紀初頭の間にナウサ産ワインは中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、更にはエジプトのアレキサンドリアにまで広がりました。その時代、ブドウはナウサの主要作物で、輸出によってこの地は繁栄を呈しました。主な品種はクシノマヴロで、ゴブレ仕立てで高密度での栽培が行われていました。その後フィロキセラの発生と二度の世界大戦により、ナウサのブドウ畑は大きな損害を被りました。畑が復興されたのは1970年以降になってからのことです。近代になってからナウサのワイン造りにおける変革期は、1971年のVDQS認証です。(ナウサOPAP、現在のナウサPDO) クシノマヴロ100%のワインが認定された2地区のうちの1つです。今日、ナウサは500haのブドウ畑と20ワイナリーがあり、ギリシャで最も重要なワイン産地の一つに数え上げられます。

 

<テロワール>

ギリシャ北西部のヴェルミオン山の東側山麓に広がるナウサのブドウ栽培地は合計700ha、標高80-350mの土地に広がります。

地中海性気候と大陸性気候の影響を受けるこの地は、温暖な冬と比較的暑い夏が特徴で、年間降雨量は650mmです。ナウサの丘陵地帯に広がる畑は、日照量や斜面の傾斜など様々な異なる要素を持ち、土壌は弱アルカリ性から酸性、粘土砂質から粘土砂質混じりのローム質といった多様な種類が広がります。

このように標高や土壌など様々な要素を含有する地形からは多様なメソクライメイト(ミクロクリマより少し広めの、特定の区画に対する気候条件)がうまれます。固有品種であるクシノマヴロはテロワールの特徴をよく映し出す品種で、ワインはそれぞれの土地のもつポテンシャルを存分に表現します。

この土地のテロワールが非常に複雑であることは明らかですが、PDOナウサが1971年に認定された当時、科学的証明ができなかったため、単純に隣接する地区との境界線で区切られました。しかしその後の研究によって、ナウサは各々異なる特徴をもつ13のサブゾーンに分類できることが証明されたのです。さらにはその中でも限られた畑からはより高品質なブドウが育つこともわかってきました。この発見から、現在はナウサのテロワールを素晴らしく表現したクシノマヴロからうまれる、ワールドクラスのポテンシャルをもつ特定の畑を定義する必要性が叫ばれています。

 

 


ナウサの自社畑

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PDOクシノマグロがうまれるアミンデオン- プロフィロキセラ-

標高が700mと高く、最もギリシャの中で寒い産地として知られる、アミンデオン。

土壌は痩せた砂が表土となっており、栄養が乏しいことや気候的条件より今日もフィロキセラの被害はありません。この為、この地区には樹齢80年を超える古木がブッシュバインの状態で栽培維持されています。このユニークなテロワールは、ワインにエレガンスを与え、同じクシノマヴロを栽培しても全く異なる個性のワインが生まれます。

 

<キリ・ヤーニの畑>

アミンデオンにあるキリ・ヤーニの畑とワイナリーはヴェゴリティ湖の畔、カイマッカラン山とヴィッツィ山の麓に位置します。

キリ・ヤーニのワイナリーは当時ブドウ栽培地として十分開発されていなかったアミンデオン地区の復興を目指して設立されました。創設者ヤーニス・ブタリス氏の継続的な努力により、後にこの地は高品質ワインがうまれる地区として名声を得ることになります。アミンデオンは長い伝統を誇りながらも今日に至るまでブドウ栽培地区としては軽んじられてきましたが、今ではギリシャで最も期待されるワイン産地の一つです。

 

・気候: クール・コンチネンタル (冷涼な大陸性気候)

もともと、大きな湖があった地区。この湖は現在4つに分かれており、湖に取り囲まれる形で畑が広がっている。本来、非常に寒い気候帯に位置するが、この湖の温熱効果で気温が穏やかに保たれている。

・土壌: 砂質(軽い砂質が表土で、その下は石灰岩質土壌)---至る所に石灰岩

栄養が少ない砂質の山岳地ということもあり、フィロキセラの被害が無く、古い畑の樹齢は80年以上。

・ブドウ樹: 台木無しの自根で立つブッシュバイン (灌漑無し)

※新しい畑はダブルVSP(灌漑在り)

クシノマヴロの他、アロマティックな白ブドウ「ロディティス、マラグジア、マルヴァージア、ソーヴィニヨン・ブランなどが栽培されている。

 

<アミンデオンの歴史>

アミンデオン大地の北西部に広がるブドウ栽培地域は、ギリシャで最も歴史のある産地の一つです。

アミンデオンのワイン造りは古く、最古の文献には紀元前3世紀に古都ケラで非常に上質なワインが生産されていたと記されています。その後、ワイン造りはオスマン・トルコ帝国の支配下でも続き、20世紀初頭にはアミンデオン産ワインは高品質ワインとして高く評価され、バルカン諸国や中央ヨーロッパ各国に輸出されました。

しかしフィロキセラの発生と第二次世界大戦の勃発により、ブドウ畑は衰退に追い込まれます。1959年にアミンデオン地区生産者協同組合(Union of Agricultural Cooperatives of Amyndeon)が発足したものの、ワイン産地としては注目を集めることはなく、後にPDOの認定が復興の鍵となりました。

最高級ワインの生産に適したユニークなミクロクリマと土壌のおかげで、今日アミンデオンはギリシャのワイン造りにおいて最も期待される産地の一つに数え上げられます。この地からはPDOの辛口赤ワインとロゼスパークリング、そしてギリシャのPDOとしては唯一スティルのロゼワインを生産しています。

 

<テロワール>

アミンデオンのブドウ栽培地区は北西マケドニアの標高550-750mのエリア、石灰岩盤の上に痩せた砂質ローム土壌が広がります。

アミンデオンはギリシャで最も冷涼なワイン産地です。穏やかな大陸性気候で比較的涼しい夏と寒い冬が特徴で、ブドウの成熟期の降雨量はわずか150mm以下です。畑を囲む4つの湖の水が厳しい冬の寒さを和らげ、ブドウ栽培に理想的な環境をうみ出します。この恵まれた環境のおかげでアミンデオン産のワインは古代より高く評価されてきました。今ではアミンデオンのブドウ栽培地区は650haに広がり、近代的なコルドン仕立ての畑と、プレ・フィロキセラ禍の自根で育つゴブレ仕立ての古い畑が混在します。

 


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高貴なブドウ「クシノマヴロ」

ギリシャ語で「酸と黒」の意味を持つ、ギリシャ固有のブドウ品種「クシノマヴロ」は北ギリシャ生まれの黒ブドウで、世界でも最も珍しい高貴なブドウ品種の一つとされています。(言語:Xinomavro)栽培環境に敏感で、病気にかかり易い点から栽培の難しさはありますが、忘れることのできないような神秘的なワインをうみます。

(特徴)しっかりとしたストラクチャーや複雑なアロマの要素は、イタリアのバローロ地区で有名なネッビオーロ種や、フランスのブルゴーニュ地方で知られるピノ・ノワール種と比較されることが多くありますが、この2品種に負けず劣らずの独自のユニークさを持ち合わせています。

そして、キリ・ヤーニでは、このギリシャ特有の高貴な品種から世界最高水準のワインをうみだすべく、その変化し易い特性を理解するため、研究を続けてきました。


高い酸度(Xnio=酸)、芳醇なフェノール、深さ、濃い色(Mavro=黒)、そして力強いタンニンを持つクシノマブロはバローロ動揺、非常に熟成ポテンシャルの高いブドウ品種です。また、独自性とパワーを秘めたその個性は、赤果実やトマト、オリーブのような野菜のアロマも持ち合わせます。


(食とのお勧めマリアージュ)

現在、クシノマヴロからブランド・ノワール、ロゼ、赤ワイン、スパークリングワイン等多彩なスタイルのワインが醸造されていいます。味わいも甘口からドライなスタイルまでコンセプトに合わせて使い分けられる万能品種です。

現地では、上品な肉料理やロースト或いは赤ワインソースの煮込んだ、またはドライフルーツと一緒に料理したラム肉、子牛やジビエ料理ともよく食されています。

また、熟成が進むとドライフルーツのアロマを持つ素晴らしい複雑味をうみ出し、トッフルやタバコの香りも立ち上がるようになります。熟成されたクシノマヴロには、大地を感じるようなキノコを使用したリゾットやチーズ(イエロー系)が合います。

ロゼにはトマトソースを使ったシーフードやフェタチーズ、ドライトマトをあしらったサラダがとても良い相性を見せます。

やや甘口のスパークリングワインとは、食後のデザートとしてイチゴのタルトがお勧めです。

 


クシノマヴロ

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バランスの良い酸味と豊かなアロマの「ロディティス」

最も古く、かつ最も広く栽培されるギリシャ固有品種の白ブドウ。

ピンク色の果皮をもつロディティスは、完熟果実と高いアルコール、バランスのよい酸味をもつ白ワインをうみ出します。遺伝子の突然変異を起こしやすい品種で、ギリシャでは様々な名称(クローン名)で呼ばれています

標高が高く収量の低い畑で栽培されたロディティスは力強いアロマとしっかりした骨格をもつワインがうまれます。アミンデオンの山の中の畑では、痩せた大陸性の気候と痩せた砂質土壌から素晴らしい表現力を備えたロディティスが育ちます。


ロディティス

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一度は絶滅に瀕した「マルグシア」

70年代半ばには絶滅に瀕していたマルグシアは、今ではギリシャで最も重要な固有の白ブドウ品種です。

病気にかかりやすいマルグシアは、高度なスキルをもつ生産者の手によると、その熟成状態によって魅惑的な核果またはハーブやマスカットのアロマをもちます。いきいきとした心地よさ、骨格のあるボディとアルコール、複雑味とパワフルな味わいが特徴です。

冷涼な気候と痩せた土壌が広がるアミンデオンは、マルグシアにとって栽培に最適な土地に数え上げられます。

 


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冷涼な産地で育つ国際品種「シラー&ソーヴィニヨン・ブラン」

キリ・ヤーニでは、ブレンドに使われる国際品種も栽培します。これら全てが、冷涼な産地で育つ特徴を有します。

 

例えば、エステートシリーズの「キティマ・キリ・ヤーニ 白」は、固有品種ロディティス50%を国際品種のソーヴィニヨン50%とブレンドした白ワインです。

両ブドウとも冷涼なアミンデオン出育つのですが、ソーヴィニヨン・ブランの特徴は、旧世界の山近くの畑で栽培されるブドウと類似したアロマが、第一ノーズとして上がってきます。(オーストリアのシュタイヤー・マルクや北イタリアのアルト・アディジェのような、山の麓で山の影響とヴァレー(谷)の影響を受けるような地区のブドウの特徴と良く似ている。このような特徴を持つ、アミンデオン産のソーヴィニヨン・ブランはジャンシス・ロビンソンMWも高い評価をしている)

 

また、「キティマ・キリ・ヤーニ 赤」には、ナウサ産の固有品種クシノマブロのブレンドにシラーやメルローが使用されています。

シラーと聞くと暑いオーストラリアをイメージされる事が多いですが、このシラーも所謂今流行の「クールクライメイト(冷涼な気候帯)」で生まれるシラーと特徴が良く似ています。非常に洗練された果実味と繊細なアロマを持ち合わし、ワインに深みと上質な味わいを生み出させています。

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年 /

2015: “非常に良年。殆ど完璧なグレートヴィンテージ”  夏の終わりまでマイルドな気候コンディションと湿度も低く、本ヴィンテージの品質に特別高い期待感が高まる年

2014: “これまで経験した中で最も困難なヴィンテージ” 2014年はキリ・ヤーニ社の実力とブドウ樹の強さを試すヴィンテージとなった。7月22日に、雹嵐がナウサ地区に発生、強い雨が9月初頭に降る

2013: “全ての雲がプラスとなった” 2013の収穫は例年より最も早まった年。早熟のブドウにとっては成熟が難しい年ではあったが、クシノマヴロのような遅熟のブドウにとってはナウサ地区・アミンデオン地区共に最高の結果を生んだ

2012: “良年” 2012は例年より気温が比較的低く始まった(3月以外)。3月は異常なほど暖かくなったが、基準値ほどの降雨量もあった。3月の気温の上昇により、ほとんどの品種の生育サイクルが早くなった。(3月後半より)  

2011: “クシノマヴロのクレートヴィンテージ!”  2008-2010までは品質面で平均的なヴィンテージであったが、2011は別格。素晴らしいヴィンテージとなった。 

 

 

2015: “非常に良年。殆ど完璧なグレートヴィンテージ”  夏の終わりまでマイルドな気候コンディションと湿度も低く、本ヴィンテージの品質に特別高い期待感が高まる年

2014: “これまで経験した中で最も困難なヴィンテージ” 2014年はキリ・ヤーニ社の実力とブドウ樹の強さを試すヴィンテージとなった。7月22日に、雹嵐がナウサ地区に発生、強い雨が9月初頭に降る

2013: “全ての雲がプラスとなった” 2013の収穫は例年より最も早まった年。早熟のブドウにとっては成熟が難しい年ではあったが、クシノマヴロのような遅熟のブドウにとってはナウサ地区・アミンデオン地区共に最高の結果を生んだ

2012: “良年” 2012は例年より気温が比較的低く始まった(3月以外)。3月は異常なほど暖かくなったが、基準値ほどの降雨量もあった。3月の気温の上昇により、ほとんどの品種の生育サイクルが早くなった。(3月後半より)  

2011: “クシノマヴロのクレートヴィンテージ!”  2008-2010までは品質面で平均的なヴィンテージであったが、2011は別格。素晴らしいヴィンテージとなった。 

 

 

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