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アジィエンダ・アグロビオロジカ サン・ジョヴァンニ

Azienda Agrobiologica San Giovanni Soc. Agr. Srl

まさにグラン・クリュクラスの畑!美しきヴィーガンワインを生むサン・ジョヴァンニ!

イタリアに眠れるグラン・クリュ!?

「もし畑の格付けがあったら確実にフランスで言うグラン・クリュに格付けされるであろう。」そうガンベロ・ロッソ誌で高く称賛されているのはイタリア中部、アドリア海に面するマルケ州のワイナリー、サン・ジョヴァンニです。

サン・ジョヴァンニのあるオッフィーダ(Offida)はヨーロッパの中でも最もオーガニックワイナリーが多いエリアで、約70%のワイナリーがオーガニック栽培を行っています。(これは、意図的にオーガニックな造りをしている、というより伝統的な栽培手法がオーガニックだった、という理解が正しいようです。)

サン・ジョヴァンニもその一つで、ワインを造り始めた1970年から自分達の畑を未来へ残していきたいという考えを持っており、持続的な自然環境への配慮をし、畑での作業でも化学的なものは一切使用せず、緑肥や銅のみ使用しています。したがって、彼らが所有している畑では本質的に健康的で良質なブドウが生まれるのです。

 

イタリア初!ヴィーガン認証ワイナリー

サン・ジョヴァンニは2014年にイタリアで初めてヴィーガンワイナリーとしてCSQA(ヴィーガンワインの認証機関)より認証を受けています。

ヴィーガンワインとは醸造中に動物性のものを一切使用しないワインのことで、サン・ジョヴァンニは2014年に認証を受けていますが、ワインを造り始めた設立当初の1970年の頃から一切の動物性のものは使用していません。畑でもオーガニック栽培を実践しており(肥料も動物性の物は使用していません)、認証を取るためにヴィーガニズムを採用しているのではなく、元からヴィーガン・メソッドを取っていた、ということになります。

 

美しい自然と中世の壮大な面影の残るオッフィーダのワイナリー。

サン・ジョヴァンニはオッフィーダDOCG内の丘陵地に位置し、海抜は約300m。東はアドリア海、西はアペニン山脈に囲まれています。アドリア海からの風の影響により、夏は暑くなりすぎない一方で、冬は丘への適度な日当たりにより寒くなりすぎないという、ブドウ栽培には適した土地です。昼夜の寒暖差が大きいため(夏は最高30-40℃/夜は15-20℃)ブドウの成熟にも適しています。土壌は粘土質でミネラルが豊富、海風も強いことから特にサン・ジョヴァンニのペコリーノはミネラル分や塩味がよく感じられ、お料理と相性がいいワインです。収穫は全て手摘みで行われています。

マルケ州の南部に位置。個性豊かな地品種から造られるワイン。

Marta Passerina マルタ パッセリーナ

マルケ、アブルッツォ、ラツィオの3州で育てられている品種。パッセリーナと一括りに呼ばれていますが、その土地によってできるブドウのタイプが違い、例えば、マルケのパッセリーナはラツィオのものと比べて、ブドウの粒が小さくなり、より凝縮感が強く、アロマティックなワインが出来上がります。

そのパッセリーナ種から造られる「マルタ パッセリーナ」は金色がかった麦藁色でバランスがよくエレガント。いきいきとしたフルーツや白い花のアロマを放ち、複雑味と長い余韻が感じられます。樽を使わず、ブドウ本来の繊細さと複雑さを表現しています。

お野菜を使った前菜やサラダ、フレッシュチーズ、ハムなどと相性が良いです。

 

Kiara Offida DOCG Pecorino キアラ オッフィーダ ペコリーノ

15世紀にオッフィーダで発見されたブドウ品種「ペコリーノ」は、このエリアでは土着品種として考えられています。研究を重ね、マルケの土壌がペコリーノを育てるのに適していると考えられるようになりました。ペコリーノの語源は「ペコラ」。イタリア語で「羊」の意味で、昔ペコリーノの畑に羊がブドウを食べにたくさん寄ってきたことから名づけられたと言われています。マルケ州では北部はヴェルディッキオ種、南部はペコリーノ種と言われており、主に州の南部で栽培されている代表的な品種です。

そのペコリーノ種から造られる「キアラ オッフィーダ ペコリーノ」は、ペコリーノ種特有のセージやカモミールのアロマやとしっかりとした酸、アルコール感を綺麗に表現した魅惑的なワインです。

軽めのパスタやピッツァ、リゾットと。ヴィーガンレストランではキヌア料理などとも合わせて飲まれています。 

 

Zagros Offida DOCG Pecorino ザグロス オッフィーダ ペコリーノ

ペコリーノ種100%で造られています。キアラ ペコリーノより約1カ月収穫時期を遅くし、醗酵、熟成ともにオーク樽を使用することで、より熟成に耐えうるワインとなります。良年のみ造られており、初ヴィンテージが2013、その後は2016年、2018年が生産ヴィンテージです。

輝きのある麦藁色。香りのインパクトが強く、熟れた洋ナシや桃の香り、しっかりとしたバニラや蜂蜜の香りが混ざり合います。ふくよかな口当たりで豊かな果実味が楽しめる白ワインです。

マルタやキアラがフレッシュチーズに合わせやすい一方、ザグロスは熟成チーズとの相性が抜群です。

 

Leo Guelfus Rosso Piceno Superiore レオ・グエルフス ロッソ・ピチェーノ スペリオーレ

イタリアを代表する黒ブドウ、サンジョヴェーゼ種とモンテプルチアーノ種をブレンドさせ、繊細さとタンニンの見事な融合が楽しめるワインです。ワイナリーの畑の中でも日当たりが良い地域に黒ブドウが植えられています。完熟した果実や花のアロマ、フルボディでありながらやさしいタンニンが魅力的です。

トマトソースを使ったパスタやお肉料理と合わせたり、ヴィーガンレストランでは植物性のチーズなどにも合わせられたりもします。

 

オッフィーダのエリアは天候にはあまり左右されない土地となっており、毎年良年と言えるような気候が望めます。