Soc.Agr.Salcheto s.r.lサルケート

すべては純粋なプルニョーロ・ジェンティーレ(サンジョヴェーゼ)の為に…テロワール、情熱、実直、環境配慮。

所在地
Via di Villa Bianca n.15 53045 Montepulciano(SI) Italy
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すべては純粋なプルニョーロ・ジェンティーレ(サンジョヴェーゼ)の為に…テロワール、情熱、実直、環境配慮。

 1984年創業のモンテプルチアーノの生産者で、2011年9月に世界で初めてとなるオフ・グリッド(エネルギーの供給を一切受けない)ワイナリーを完成、醸造家であり、経営責任者であるミケーレ・マネッリ氏のエコロジーに対する深い敬愛を体現した究極のワイナリーであり、内外マスコミから絶賛されている話題のワイナリー。名前の由来はワイナリーの地所の近くを流れる小川に由来します。

 

ワイン生産地としてのモンテプルチアーノ

 

どんなに長く華やかな過去に彩られた王国であっても、歴史の中で混乱は必然的に起こり、その栄光が忘却の彼方へ置き去られることもしばしば。フィレンツェから75マイル南東に位置するトスカーナのモンテプルチアーノもその例外ではありません。

 

少なくとも500年前より、既にイタリアを代表する有名なワインを産出していました。歴史を紐解けば紀元前3世紀ないし4世紀に町は創設され、多くの住民が暮らしていました。ルネッサンス期の文献ではこの地の高級ワインが多く取引されていた事実が記されています。またこの時期の書類には、モンテプルチアーノの高品質のワイン造りが良い見本としてイタリア中で見習われていたことにも言及されています。明確なことは、この地のテロワールが以前からブドウ栽培に最適で、最高のワインを生産するポテンシャルがあるという、過去の証言がいくつも残されているということです。

 

この地域に古くから地生する赤ワイン用のブドウは、プルニョーロ・ジェンティーレ種としてこの町で親しまれていますが、一般的にはサンジョヴェーゼ種として認知されています。このブドウ品種は“ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプチアーノ”とラベルを貼られたワインすべてに主要品種として用いられています。

 

しかしながら、現在、少しの問題が発生しているのです。モンテプルチアーノ種という名前で知られる黒ブドウがイタリア中央部でかなり多く育成されていることです。奇妙なことにモンテプルチアーノの町では全く育成されていない品種なのです。1500年後半には、既にアドリア海に面するアブルッツォ州でモンテプルチアーノ種を使ったワイン造りは広がりを見せていました。モンテプルチアーノ・ダブルッツォ、つまり、アブルッツォ州のモンテプルチアーノ種で造られるワインは、現在ではイタリアでよく知られるワインとなっています。それ故、モンテプルチアーノを冠する2つのワインが現存する事となりましたが、ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノとモンテプルチアーノ・ダブルッツォは、名前以外は何の関連性もないのです。

 


最新の設備のワイナリーとモンテプルチアーノの歴史ある中心地のコントラスト

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ユニークな3人の共同経営者

サルケートはイタリア人2人、イスラエル系アメリカ人1人の合計3人の共同経営者からなる。全員が30代(2013年1月現在)であり、それぞれが専門分野を持ち、ワイナリーの各々の役割を担っています。

 

ミケーレ・マネッリ

モンテプルチアーノの大地への造詣を深めることに注力し、サルケートで13年間ワインを造り続けています。サルケートに着任する以前はレストラン経営者として食品産業に携わってきました。

 

ロン・プランスカー

法律家であり、セールスとマーケティングを担当する。長きにわたりワインに興味をもっており、高じてカリフォルニアやニューヨークのワインスクールで研鑽を重ねました。加えて、ワイナリーの現場で働き、セールスとしては北アメリカとイスラエルを担当しています。

 

ルカ・デ・フェオ

会社全体の財務と投資を担当する。加えてサルケートの中では、ワインマニアとして個人的な投資グループのマネージング・デイレクターでもあります(おそらく個人的にワイン収集を楽しんでいるのでしょう)。


共同経営者(社長兼醸造家)ミケーレ・マネッリ氏

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2011年9月、ワインの品質追求の為、環境を配慮し、持てる人智を生かし、夢のようなワイナリーを完成

テロワール、サンジョヴェーゼ、情熱、実直、環境配慮。これらの言葉は、サルケートの象徴である単一畑・サルコでのブドウ栽培を体現した言葉です。彼らは、家族との生活と同じ位に、この単一畑を中心にすべての畑において、ブドウ栽培に惜しみない努力を注いできました。

 

2011年9月に、ワインの品質追求の為、環境を配慮し、持てる人智を生かし、夢のようなワイナリーを完成させました。


新しいワイナリーのイメージ

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収穫は手摘み、熟成度合を観察しつつ少なくとも3回の収穫。

収穫は手摘み、熟成度合を観察しつつ少なくとも3回の収穫を行います。房は18キロ容量のバスケットに集められ、すぐさまセラーに運ばれ、ワイン造りへと続きます。


選果台での究極の顆粒選抜

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歴史ある地所に情熱を注ぎ自然を敬愛する。

 骨格がしっかりとしていて、バランスに優れ、また長期熟成のできるワインの原料となる偉大な黒ブドウを得るためには、それを供給する樹が成熟するために、少なくとも10年を要します。このような素晴らしいブドウを収穫できたとき、セラーではワインを完成させるため樽熟成を含め2~3年は掛かるでしょうし、さらに飲み頃で市場に出すにはさらに最低4年位は必要なのです。

 

もっと言えば、醸造家が、自分のワインについて満足いかない場合、原因は多くありそうに思えますが、改善点はただ一点であり、それは畑、植樹したブドウの樹の問題です。満足できるワインを仕立てるには、樹の成熟が不可欠で、20年は待つ必要があります。

 

ワインを造るのは何故こんなにも時間が掛かるのでしょうか?それは、その土地での栽培に関しては、その土地で積み重ねた経験のみによってしか学習することが出来無いということです。教科書的な指南書というのは全く意味がありません。一つとして同じ畑など存在しないからです。

 

想像するに、かつて造られた偉大なワインを超えるワインを造りたいと思うのであれば、幸運に身をゆだねるのは得策ではなく、やはり絶えず挑戦し続けなくてはいけません。

 

サルケートはモンテプルチアーノの丘陵斜面に拠を構えました。113エーカーを超える敷地の81エーカーにブドウを植樹しています。敷地の中心部に古い典型的なトスカーナの農家の家屋が残っています。かつてこの地で働いていた小作人が住んでいた家屋であり、この地の農業の歴史が1400年代に遡ることを今に伝えています。

 

サルケートの畑に広範に植樹されたのは、良く知られるプルニョーロ・ジェンティーレ種(この地方の方言で偉大なワイン、ヴィーノ・ノービレの原料となるサンジョヴェーゼ種のクローン)、加えてやはり地生品種であるカナイオーロ種、マンモーロ種、コロリーノ種が植樹され、そしてメルロー種が品種の特性に合う土壌の区画に1999年、僅かに植樹されました。

 

彼らの畑は二か所に位置します。一つは前述の古い農家の周りに広がる38エーカーを超える畑、二つ目はサルケートのセラーから8マイル離れたキウジに位置するポッジョ・ピッリアと呼ばれる畑です。このポッジョ・ピッリアの26エーカーの畑のブドウからキアンティ・コッリ・セネージとピッリアテーロと呼ばれる甘口のワインを生産しています。また2005年にポッジョ・ピッリアに近い17エーカーの畑を獲得し、この畑のブドウもキアンティ・コッリ・セネージ用としています。

 

彼らの畑の樹齢は5年~27年。毎年、ブドウ樹一本一本の生育状況を観察し、それを経験として蓄積することにより、畑の植樹計画を微調整しています。ワイナリーの共同経営者であるミケーレ・マネッリ、栽培責任者のラウラ・ベルニーニ、地質学者のフランチェスコ・リッツィオ・ブルーノ、樹木学者のダニエル・シュスターの4名は地所を22の小さな区画に区切り研究に着手することにし、区画ごとに毎年変わる状況を調査し、毎年その情報をアップデートすることにしました。

 

環境と健全な果実のため、サルケートは害虫駆除の目的で、畑に蜜蜂を放し養蜂も行っています。もっとも自然で効果的な方法と考えているからです。


サルケート社の畑からモンテプルチアーノの中心の町を望む

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2009年 / 8月の終わりの太陽の嵐とも言えるような強烈な暑さ。

2009年、春は雨が多かったが、特徴的であったのは8月の終わりの太陽の嵐とも言えるような強烈な暑さ。ブドウを守るためのキャノピーマネージメントや収穫してからの厳しい選果など過去5年の間で一番の重労働を強いられた。収穫時期は穏やかな気候となり、理想的な収穫となった。

ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ協会発表★★★★。

2011年 / 暑さによる影響でのブドウの焼けが起きた為、選果台では顆粒レヴェルの厳しい選別。

2011年、ブドウの生育サイクルの最終段階である8月の気温は太陽の嵐ともいうべき気候でここ数年でも際立った暑さであった。やはり暑さによる影響でのブドウの焼けが起きた為、選果台では顆粒レベルの厳しい選別。発酵で発生する僅かな二酸化炭素以外は空気に触れない新しいグラヴィティ・システムで液体を移動する為、果実本来の味わいが上手く表現できている。

ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ協会発表★★★★。

サルケート・カーボン・フリー

2011年9月29日、着工から2年弱、3400㎡(37000平方フィート)の新しいワイナリーが完成しました。15年に渡る経験や実験の上、計画された事業です。このプロジェクトは学習の成果であり、サンジョヴェーゼ種の醸造の為に理想的なセラーを建設するということだけでなく、オフ・グリッド(他からエネルギーの供給を受けない)システムだけが実現できる、内外でもかつてない完全な自給自足のワイナリーを創造することでした。

 

この新しいセラーで生産されたワインが環境に及ぼす影響を消費者が直接計測できるようにサルケート社ではすべての醸造プロセスにより生まれる温室効果ガスの算定方法を開発しました。原材料であるブドウが最終的にワインとなるまで、それは、農産物であるブドウを収穫し、醸造し、瓶詰め、などあらゆる工程で直接的にまたは間接的に排出される温室効果ガス(CO2)に言及しています。シエナ大学のドメニコ・アンドレイス教授の呼びかけにより、サルケートのプロジェクトをきっかけに創設された科学委員会のサポートにより、ワイン1本の生産で排出される、いわゆる『炭素の足跡』をヨーロッパで初めて算定することに成功したのです。この調査により、企業が750mlのワインのボトルを生産したときに排出される温室効果ガスは2.02㎏とベンチマークが制定され、これはISO14064の規定に基づいた調査票によるもので、世界水準で認定された最初の基準値となります。

 

新しいセラーは、サルケート社で育成されるサンジョヴェーゼ種の長所を醸造により最大限引き出す為の技術的な基礎という位置づけでデザインされたものです。手摘みされ、大きな選果台で選別されたブドウはセラーの屋根の入口から運ばれます。グラヴィティ・フロー(重力の方向へ、高い所から低い所へ圧力を掛けずにブドウや液体を移動するシステム)によりブドウ、ワインは移動されます。こうすることで、ブドウの果皮のダメージの防止、液体へのストレスを緩和させることが出来ます。ヴィーノ・ノービレ用のワインはスラヴォニア産の木製タンクで発酵され、その後、小樽と大樽で熟成をさせます。熟成庫は木樽でワインを熟成させるには最高のコンディションであり、また働く人にも快適な空間となっています。また瓶熟成庫も醸造上必要不可欠な施設であり同様に整備されています。セラーは訪問者に開放されており、醸造を行うエリアと隣接するヴィジターセンター(レストラン、テイスティングルーム、ワインショップ)を小さな通路でつないでいます。

 

新しいセラーは従業員にとっても理想的な快適さ、安全を約束しています。農地とそれを囲む環境と共存する活動、つまり、ブドウ栽培における環境への配慮(有機栽培)のみならず、周囲に現存する自然資源を活用することで、環境保全の効果を最大限引き出す為、新しいエネルギー・システムの開発に至りました。新しいセラーで使用するエネルギーの100%をまかなうため、数十に及ぶ新しい技術を採用おります。第一に、例えば、照明は鏡や光を運ぶ特殊な装置を通してもたらされる自然光のみを使用するなどして、従前のエネルギー消費量の54%を縮減することができました。従前のエネルギーの46%でワイナリーを運営しているわけですが、内訳は、以前は廃棄していた植物のバイオマス燃料が29%、地熱を利用した温度管理システムが15%、ソーラーパネルが生み出す電力などが2%となっています。

 

環境配慮、栽培から醸造に掛かるエネルギー効率の改善、つまり温室効果ガス排出削減の為、ワイン生産における温室効果ガスの算定方法の継続的な研究の新しい機動力となるべく、サルケート・カーボン・フリー・グループというプロジェクトが立ち上げられました。こうして、各方面への交流や共同研究が始まりました。

ワーキング・グループはシエナ大学教授のドメニコ・アンドレイスをコーディネーターとし、リカルド・バソーシ教授、フランチェスコ・ミリエッタ博士、アントニオ・フェッロ博士、ミケーレ・クリヴェッラーロ博士、レオナルド・ベルナルデッリ技師、パオロ・フリーニ哲学博士らが参加し、サルケート社社長のミケーレ・マネッリが座長を務めます。現在のワーキング・グループの目標は、ワイン生産における温室効果ガス排出削減に向けて比較調査やそれを実現する為の手法などの基礎を明確化することです。それは、例えばガラス瓶に取って代わるものの研究などにも言及します。ワインのドライマテリアル(瓶やキャップシール、コルク等)が環境に及ぼす影響の研究は、水質の管理、水分地質学ひいては生態系の維持という具合に専門的に研究を掘り下げています。

 

このプロジェクトに命名された“カーボン・フリー”とはサルケートがいち早く着手した手法を想起させる名前として選ばれました。しかしながら、世間一般的に言われるカーボン・オフセットや温室効果ガス排出0の運動とは一線を画す活動であると強調したいと思います。それらは現代の文化生活そのものの否定的な内容も含みます。今日、残念ながらそれらは、法規制という目的で度々使用されています。ゴールは環境に対する働きかけの改善を意図しており、そのための手段として温室効果ガスの排出測定の手法が有益な一手段と考えております。


太陽光をセラー内の照明用として取り込む。

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