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王さまと目玉焼き、王さまとわたし、そして、王さまのワイン

王さまと目玉焼き、王さまとわたし、そして、王さまのワイン

ワインと料理のおいしい関係。今回は、『王さま』にちなんだ名前のスパークリングワイン「ロータリ」と、絵本の主人公『王さま』が大好きな目玉焼きを合わせました。

さて、北イタリア トレンティーノ・アルト・アディジェ州に、王さまにちなんだ名前のスパークリングワインが存在する。6世紀に、この地のほとんどを統治していたロンゴバルド王国の王、ロータリ・レックス・アウタリ王の名を冠した「ロータリ・ブリュット」。

ビスケットなどの焼き菓子を思わせるような、ほんのりとした香ばしさ、心地よいコク、があるスパークリングワインで、シャルドネを24カ月という長い時間熟成させることできめ細やかな泡立ちが楽しめる。シャンパーニュと同じ製法で生まれる滑らかな舌触りとコクが、料理をより美味しく楽しませてくれ、世界各国の一流ホテルやレストランで数多く提供されているというのも納得だ。

よくラベルを見ると、馬にまたがり、旗をかざした王さまが。そして、ラベルの色。これは・・・まさに、半熟目玉焼きの黄身の色!

目玉焼きのことばかり考えていたら、食べたくなったので、今日はこの「ロータリ ブリュット」に合う目玉焼き料理を。用意するのは、これから美味しくなるアスパラガス。

このワインが生まれるトレンティーノ州はホワイトアスパラガスの産地としても有名。
ホワイトアスパラガスは、ヨーロッパの人々にとって、春の風物詩の代表格で、 皆が春の訪れと共に待ちわびる野菜だ。なかなか日本では生のホワイトアスパラガスを手に入れるのは難しいと思うので、今回は緑のアスパラガスでお料理を。

アスパラガスは根元から1cmほどの固い所を切って、根元から3cmくらいのところまでの皮をピーラーで剥き、オリーヴオイルを入れて熱したフライパンで転がしながら焼く。
火加減は強めの中火で。途中軽く塩を振って、中まで火が通ったら器に盛る。
同じフライパンにオリーヴオイルを適量足し、半熟の目玉焼きを焼いて、先ほどのアスパラガスの上に乗せ、軽く塩をする。
仕上げにおろしたパルミジャーノ・レッジャーノをばさばさっとたっぷりかけ、最後にがりがりっと挽きたての黒胡椒をかけて出来上がり。

食べる時は、黄身をプツっと割って、チーズと黄身をよく混ぜたものをソースとしてアスパラガスに絡めて。(大丈夫、あなたの秘密はこぼれ落ちないはず!)

濃厚なソースの旨味とワインのコク、そしてフレッシュなアスパラガスの風味とワインの果実味がマッチして、素敵に美味しい組み合わせ。王さまも大満足、に違いない。

ご紹介したワイン「ロータリ」はこちら

「ロータリ」のワイナリー情報はこちらから

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