本間チョースケ大いに語る!「ブルーノ・ジャコーザ バローロ ファッレット・ディ・セッラルンガ・ダルバ 2012」

本間チョースケ大いに語る!「ブルーノ・ジャコーザ バローロ ファッレット・ディ・セッラルンガ・ダルバ 2012」

本間チョースケ

ここがポイント!

 最近の古典派の大御所と言われるワイン達が、意図している訳ではなかろうが、早くから開いており、近付き易くなった、と感じているのは私だけであろうか?

 勿論、地球温暖化や栽培技術の向上により、完熟したブドウを収穫出来るようになった、醸造のインフラが昔とは異なるなど様々な要因が考えられ、そのつもりはなくとも、幾分、モダンに仕上がっているのかもしれない。
 そんな中にあって、頑固なまでに伝統的なスタイルを堅持しているのは、ブルーノ・ジャコーザである。時代に迎合しない、飲み手に媚びない、時間との対価に熟成の妙や喜びを感じさせてくれる稀有なワイン。美しくよどみのないチェリーは例年通り、香りは開いておりスミレやイチゴやプラムといった清潔でシンプルなアロマである。ミディアム~フルボディでたおやかで滑らかなタッチは、素直においしいと感じてしまう。
 2012年は、前年の2011年と比較すれば、まだ、若いうちからでも理解し易い。しかし、これは完成形ではない、少なくとも本領を発揮するのは、生産年度から10年~30年となるであろう。複数本購入して、年の経過と共に熟成の妙を楽しむのは、高尚な趣味といえる。
(2016年10月/本間試飲コメント)

時に「バローロのロマネ・コンティ」と評される、バローロの最高峰 ブルーノ・ジャコーザ

ピエモンテの静かなる巨匠、ブルーノ・ジャコーザ

 ピエモンテ・ランゲ地区で3世代にわたりワインに携わってきたブルーノ・ジャコーザ。現オーナーであるブルーノ・ジャコーザ氏の祖父にあたる、故カルロ・ジャコーザ氏が醸造と自社瓶詰めを開始。その後、父親の代では第二次世界大戦中であったため、経済的にボトルワインの市場がなく主に量り売りをしていました。

 三代目となるブルーノ氏は1929年生まれで、13歳から祖父のカルロ氏の指導の下でワイン造りに携わり始めました。その後、自分の名前を冠したブランド「ブルーノ・ジャコーザ」を1961年にファースト・ヴィンテージとしてリリースしました。

 今では半世紀以上に渡りワイン造りへその人生を捧げ、ランゲ地区の畑については誰よりも知り尽くしていると言っても過言ではありません。畑と醸造におけるピエモンテの伝統に敬意を払い、単純にして明瞭な哲学の下に造られるワインは一貫したスタイルを持っています。確固たるスタイルを持ったワインは世代を超えて、時に「バローロのロマネ・コンティ」と称賛され、世界中からイタリアを代表する偉大なワイナリーとして認知されています。

 さらに詳しくはこちら!「ブルーノ・ジャコーザ」ワイナリー紹介

産地 セッラルンガ・ダルバ

地質が形成された時期は、中新世(セッラバッレ期1382万年前~トルトーナ期724万6000年前)。ラ・モッラ、バローロ(トルトーナ期)より古く、カスティリオーネ・ファレット、モンフォルテ・ダルバ(ランゲ期)よりも新しい。南北に長い山脈状の丘陵(セッラ=山脈、ルンガ=長い)が貫く。一般的にセッラルンガの土質は鉄分が多く、寒暖差が大きく、男性的で長期熟成型のワインとなる。バローロ生産地区のコミューンの中では冷涼な産地である。

畑 ファッレット・ディ・セッラルンガの畑

 ファッレット(Falletto)は、セッラルンガの南東部に位置し、ブルーノ・ジャコーザのみ所有のクリュで円形劇場型に広がり標高は330~425mとセッラルンガ村では標高が高く、畑ポジションは正面部分が真南、左右に西向きと南西向きの畑となっております。
 トータル約10ha、内ネッビオーロが7.5ha、その中でロッケ・ディ・ファッレットと言われる畑が約2.5haあります。ロッケの樹齢約35年、他16~25年。
 セッラルンガ村の他クリュとの比較ですが、どのクリュと比較するかによって違いますが、よりフィネスがあるものが生まれます。同村でファッレットと似ているクリュとして、ジャコモ・コンテルノのフランチア(Francia=セッラルンガ南部)、ロアーニャ、マッソリーノ、オッデーロが所有するヴィーニャ・リオンダ(Rionda=セッラルンガ西南部)があります。フランチアは、リリース直後、土っぽく少し粗野なところがあるものの、熟成により洗練されフィネスがでます。一方、ヴィーニャ・リオンダはファッレットに近い性格ですが、ファッレットの方が洗練されているのは、標高が高く、日中夜の温度差が大きく風が抜けるという点からであると考えられます。

2012年 ヴィンテージ情報

 8月は、植物活動が一時停止するほどの猛暑であったが、8月終わりの3日間の降雨によりブドウ実が膨張して皮が薄くなりました。その後、好天が継続して収穫に至りました。フレッシュ感あふれ心地よいミネラル感と酸味、バランスの良い骨格、熟したタンニンと共に余韻が長く続きます。熟成のポテンシャルも高いですが早くからも楽しめるアプローチが柔らかいスタイルのワインとなっています。

ファッレット・ディ・ブルーノ・ジャコーザ バローロ ファッレット・ディ・セッラルンガ・ダルバ 2012

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